ファンにとってはその言葉が嬉しいばかりだったようだ。
乃木坂46の冠番組「乃木坂工事中」(テレビ東京系)で、20枚目シングル「シンクロニシティ」の選抜メンバーが発表。白石麻衣の単独センターが明らかになったが、グループ結成から6年半が経過した節目の20枚目とあって、松村沙友理、齋藤飛鳥など涙するメンバーやひさびさの選抜とあって喜びを全力で表現する樋口日奈など一期生メンバーたちの様々な表情が見られた。また、生駒里奈が今回のシングルでのグループ卒業が発表されていることもあり、選抜入りメンバーたちの発言をファンも固唾を呑んで聞いていたようだが、2列目のポジションに入った選抜常連・秋元真夏の卒業についてのコメントが注目を集めているようだ。
その秋元のコメントというのは「ずっと乃木坂の仕事してたいなと思うし、今年で25(歳)になりますけど、それを気にせず活躍できるようにいい年にしたい」という、まだまだ現役で頑張っていきたいという内容のもの。これを聞き、番組MCのバナナマン設楽統が「じゃあ30になっても、40になってもいてもらって…」と冗談っぽく話すと、秋元は「46?」とグループ名にちなんだ46歳までは現役を続けたいともとれる意気込みを見せたのだ。
「一昨年の深川麻衣、昨年の橋本奈々未、そして、先日卒業を発表した生駒と、だんだん卒業する1期生メンバーが増えていく中でのこの秋元の言葉はたとえリップサービスでもファンには嬉しいところ。29歳でAKBグループを卒業した小嶋陽菜には総合プロデューサーの秋元康氏も『30歳までは(AKBに)いてほしい』とコメントしていたこともありましたが、秋元はそれをはるかにしのぐ46歳を目指すということですから、ぜひとも頑張ってほしいですね」(アイドル誌ライター)
ファンからも「真夏は生涯アイドルだな」「これからもずっと応援するよ」「あと20年も卒業まで時間があるなら、安心だな」「卒業がいつ来るか心配だったからホッとした」など、秋元の「46歳での引退発言」に安堵する声が目立っていた。
実際のところは年を取るにつれて、秋元の考え方は変わっていってしまうことも予想され、むしろそれが当然かもしれないが、それでも少しでも長く、乃木坂に秋元が残ることで後輩たちも彼女から学ぶことがたくさんあるはず。バラエティではあえて空気を読まないキャラを演じている秋元だけに、世代交代の流れなど気にせず我が道を突き進んでほしいところだ。
(石田安竹)