3月22日、21年にわたって放送された「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)の最終回が放送された。3月31日には「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)が終了。21年半もの歴史に幕を下ろす。苦境が伝えられるフジテレビは、長年にわたって続いてきた看板番組をこの春、一気に終わらせる。
だが、終了する大番組はこのふたつだけではない。アニメ「ドラゴンボール超」もそうだ。同アニメは鳥山明の名作「ドラゴンボール」を元にするオリジナルで、全宇宙の代表戦士たちが参加する武道大会が行われていた。
「ドラゴンボールは1986年からスタートし、途中休止した時期もあったもののこの春まで放送された長寿番組です。全盛期には25%近い視聴率を稼いだこともありました。終わってしまうことにファンから悲しみの声が上がっています」(テレビ誌ライター)
アニメファンにしてみれば、「みなおか」や「めちゃイケ」と並ぶ番組だというのだ。だが、2番組ほど終了が話題になっていないこともファンの心を傷つけている。
「実は今のドラゴンボール超は視聴率がかんばしくなく、5%以下になっているんです。最近の回は作画、動画共に残念な出来で、ストーリーもイマイチと評されていました。フジテレビの判断を責めることはできませんが…」(前出・テレビ誌ライター)
看板番組を立て続けに終わらせたフジテレビの判断は正しかったのか。その結果が出るのはもう少し先になりそうだ。