吉本所属のお笑い芸人、エド・はるみが3月28日、慶應義塾大学大学院を修了し、修士号の学位を授与されることがわかった。今後はさらに論文の執筆を続け、引き続き研究を続けていく所存だという。
そのエドには大学院入学当初から「将来は選挙に出るつもり」との噂も根強かった。2017年1月には小池百合子東京都知事が主宰する政治塾の「希望の塾」に参加し、同7月の東京都議選への出馬も濃厚と報じられたが、本人は学生であることを理由に否定。しかし今回の修士課程修了を受け、いよいよ出馬の準備はできたとの観測もあるようだ。
「エドは今後、芸能活動を続けながら論文を書き続けるとのことですが、博士課程に進まないのであれば、論文を書き続ける意味は小さい。そして何より今回の修士号授与により、従来の『明治大学卒業』から『慶大大学院修了』への“学歴ロンダリング”に成功しました。国会議員の出身大学人数ランキングで慶大は東大に次ぐ2位につけており、8位の明治大を大きく引き離しています。このように、より高い肩書を身に着けたいま、来年7月に予定される参議院議員選挙に出馬する体制ができあがったと見ることができそうです」(週刊誌記者)
ただ、仮に参院選に出馬するとして、どの政党を選ぶのかが問題となる。小池都知事の「希望の塾」に参加していた以上、その後継である「希望の党」を選ぶのが筋というもの。しかし同党からの出馬も決して確実ではないという。
「『希望の党』は民進党と合流したものの、理念や政策が異なるとして分裂し、離反議員たちが『立憲民主党』を結成。大きく勢力を減らしました。一方で、現在、希望の党選出では、3人のみが残る参議院議員の面々は、元神奈川県知事の松沢成文、大臣経験もある中山恭子、そして希望の党の結成メンバーである行田邦子と大物ぞろい。しかも3人とも今回が改選ですから、エドの付け入るスキはなさそうです。とはいえ、いまさら他の党から出馬となると、今度は『筋が通らない!』と批判されることは確実でしょう」(前出・週刊誌記者)
はたしてエドは国政を目指すのか。来年の参院選ではすでに55歳となっており、彼女に残された時間は少ないはずだ。
(金田麻有)