結成初期からメンバーを見続けてきたファンも、メンバーと認識するのには時間がかかったようだ。
欅坂46のメンバー・渡邉理佐、今泉佑唯、土生瑞穂、守屋茜、小林由依、渡辺梨加の6人のメンバーが、3月31日に行われたファッションイベント「東京ガールズコレクション 2018 SPRING/SUMMER」に出演。
姉貴分グループである乃木坂46は、白石麻衣や西野七瀬など、多くのメンバーが女性ファッション誌で専属モデルを務め、絶大な女性人気を獲得しているが、王道の可愛さがある乃木坂と対照的に欅坂はランウェイでも独自の攻め方で注目を集めたようだ。
6人はコスメブランド「RMK」のステージで登場したが、渡邉はレザー風のキャスケットを着用し、土生がマッシュルームカットのウイッグにピンクのメガネを着用したりと、メンバーたちは普段のファッションとは180度違ったスタイルを披露。メイクもいつもとは違った主張が強い濃い目なものであっただけに、会場のファンたちも欅坂のメンバーたちと認識するのにはしばらく時間がかかるほどであった。
「ファッションとメイクを組み合わせて楽しむ方法を提案するというコンセプトのステージだっただけに、濃い目のメイクに合わせて、普段では見ることができない奇抜なスタイルでの登場となりましたが、写真だけ見たファンもあまりのインパクトに衝撃を受けていたようです。欅坂よりも年齢層が高い乃木坂が同じファッションをしても背伸びしている感が否めないほどの上級者向けのファッションだっただけに、似合っていたかは微妙なところ。しかし、正統派のモデル路線で攻めたところで乃木坂同様に女性人気が出るとは限りません。今の欅坂の人気は『大人や現代社会への反抗心』を歌った楽曲が続き、“反逆のアイドル”というチームカラーが定着したことで本来アイドルに興味がなかった層をファンとして取り込むことができたからこその賜物。ですから、今回の奇抜スタイルをファッションショーで披露したのも欅坂らしいといえば欅坂らしく、運営側としても嬉しいばかりの仕事でしょう。もちろん、普段の彼女たちに近いファッションやメイクも今回のファッションショーで披露していましたが、そちらは文句なしに可愛らしかったです」(アイドル誌ライター)
欅坂の人気楽曲のタイトルよろしく、今後も世間を驚かす“エキセントリック”な姿が見られそうな予感だ。
(石田安竹)