サッカーを愛する者同士が、仲睦まじいやり取りを見せている。
アメリカのシアトル・レインに所属し、4月10日に2019年フランスW杯出場がかかったアジア杯の韓国戦に挑む川澄奈穂美選手が、4月3日に更新した自身のオフィシャルブログで、歌手・小柳ルミ子へ感謝の言葉を送った。サッカー鑑賞を趣味と公言する小柳は4月1日に、2年振りになでしこへの復帰を果たした川澄へ〈おめでとう!私はこの日をずーっと願ってました!!〉と労いの言葉を綴ると、〈川澄選手!!流石です。クロスの精度、質、タイミング、完璧でした!あのスピードで角度のあるパス、モドリッチかと思いましたよ。1人だけレベルが違いました〉と自身のブログを通じて絶賛。また、川澄と同じ32歳の世界で活躍する例としてスペイン代表MFダビド・シルバの名前を挙げ、〈彼のような選手を目指して欲しいです〉とも。
サッカーを愛する小柳からの惜しみない賞賛を知った川澄は、〈先日は、ルミ子さんのブログを通じて、私にメッセージをくださりありがとうございました!どの言葉も大変重みがあり、感激しております〉と感謝の念を綴ると、「モドリッチ」や「シルバ」といったヨーロッパのスター選手との比較に関しても〈私も大好きな選手たちなので、この上ない喜びでした!〉と興奮気味に述べた。
「川澄選手の喜びがひしひしと伝わってくるブログ記事でしたね。小柳さんは川澄選手の献身的な姿勢やプレイの質・クオリティーなどを絶賛していましたが、やはり全盛期の頃と比べるとやや物足りないものになっているのは事実で、本人もそれは自覚しているでしょう。もちろんベテランとしての読みや鋭さは依然として素晴らしいレベルにありますが、このタイミングでサッカーを愛する有名人からの大絶賛コメントをもらえたのは嬉しかったはずですよ」(スポーツライター)
かつてはW杯でも澤穂希らとともに先発で活躍していた川澄。小柳の指摘する通り、32歳でもまだまだやれるはず。多くを経験してきた百戦錬磨の彼女だからこそ披露できる熟練の働きを見せつつ、さらなる進化に期待していきたいところだ。
(木村慎吾)