嵐・二宮和也主演のドラマ「ブラックペアン」(TBS系)のプレミアム試写会が催されたのは4月16日。そこで明かされたのは、超過酷な撮影現場だった。同作は海堂尊氏の小説「ブラックペアン1988」が原作だが、二宮が演じるのは“オペ室の悪魔”と呼ばれるクールで優秀な医師で、口グセは「ジャマ!」と言い放つドSキャラ。毎回、年下研修医役の竹内涼真をイジり倒す役どころだ。
「ところが、かねてよりドMであることを指摘されている竹内は、『苦しくなくて、意外と心地よい』そうで、嬉々として演じているようです。同様に二宮のエジキになっているのが小泉孝太郎。7~8時間かかるのはザラの手術シーン収録中に二宮はアドリブを交えてグサグサ来る暴言をぶつけているとか。時には、監修の先生から医療用語のレクチャーを受け、段取りをいちいち確認しながらなので、撮影は、16~17時間かかったこともあり、終了後は全員疲労困憊の極致だそうですよ」(テレビ誌記者)
竹内に話を戻すと、彼は番組モノローグも担当。ドラマ収録だけでも長時間の拘束されるうえ、アフレコまで毎回分やらなくてはならない。不慣れなことと、たまった疲れ、難しい医療用語の連発で、何度もやり直しになってしまい、気持ちは落ち込む一方だという。ベテランや中堅どころのそろった共演者に鬱憤をぶつけるわけにもいかない竹内は、唯一の年下で新人看護師を演じる葵わかなにまとわりついているようだ。
「というのも、竹内には7歳年下の弟と4歳年下の妹がいる。妹はこの3月で美容学校を卒業して4月6日に20歳になったばかり。竹内は家族仲が良く、この美人の妹を溺愛していて、携帯の待ち受け画面を妹にしていたり、一緒に買い物行ったり食事したりとベタベタだとか。ところが、このドラマの収録が早朝から深夜まで続くため、妹に思うように会えない。そこで、最近は、妹から得ていたはずの足りない癒やしを葵で補填しているようです。ただ、あまりにも頻繁に些細なことで話かけるため、最初はまともに相手していた葵も、次第にうざったがってきて、ぞんざいな扱いに激変。ところが、それがまた竹内の“ドM心”を刺激してくるようなんです」(芸能ライター)
竹内が本当にドMだとすれば、「ブラックペアン」は、実は、このうえなく心地いい現場なのかもしれない。
(塩勢知央)