スター候補と呼ばれ、QTランク34位の三浦は4月15日時点で、7戦してトップ10入り1回、予選落ち2回、棄権1回で、獲得賞金額は約291万円。今季からスタートした暫定リランキングは13位。6月末までの獲得賞金によって7月以降のツアーフル参戦の可否が決まるが、ボーダーラインが約300万円と言われるだけに、ほぼクリアしている。LPGA関係者が明かす。
「毎週のように、筑波大学に通っています。片山晋呉やサッカー女子日本代表メンバーも通った教授のもとで、理論に裏付けされた科学的トレーニングに励んでいるんです。初のツアーフル参戦でも、パワー、体力ともに心配ないでしょう」
ただ、大会後半の失速が気になるところ。3月の「Tポイントレディス」では初日3位から、そして「アクサレディス」では初日トップから初優勝を逃すばかりか、22位、10位と大きく順位を下げたものだ。
「実は花粉症だったり、アトピーのせいで、皮膚が弱くて腫れてしまうことがある。そのため、集中力を欠いてしまうキライが‥‥」(LPGA関係者)
ただしメンタルは強く、
「最終日に失速しても、報道陣の取材には丁寧に応じていた。4戦目のアクサレディスの前には、メルセデスベンツサポート選手の一人である三浦のもとにも、白いベンツが届いた。『ボールは飛ばすけど、車は飛ばしませんよ』と笑いを誘っていたものです。最終日も落ち込むことなく、『私、カラオケ大好きなんで、車の中でも歌いながらリラックスしま~す』と、しっかりベンツの内装の豪華さをアピール。19歳のルーキーとは思えなかった」(スポーツ紙デスク)
デサント軍団のルーキーの中には、足踏みする三浦を横目に、虎視眈々と初優勝を狙う逸材もいる。北海道ジュニア、北海道女子アマを制した小祝さくら(20)だ。ベテランのゴルフ担当記者が、期待を込めてこう言う。
「ツアー7戦した時点で予選落ちが4戦あったが、5戦目の『ヤマハレディース』は5位だった。2日目にジャンプアップし、しっかりと最終日まで順位をキープ。一発の魅力を秘めています」
胸元まで伸びる黒髪とちゃめっ気たっぷりの天然トークがトレードマーク。このゴルフ担当記者がさらに言うには、
「目標を聞かれると『最後に賞金女王が獲れたら、もう心はイッパイです』。母親がススキノでスナックを経営していることもあり、オヤジ対応も慣れたもの、という感じがまたいい。セールスポイントに『ドライバーの安定感』をあげるだけあり、むっちりとしたお尻は上田桃子級です」
大の韓流ファンで、韓国のヒップポップチーム「防弾少年団」にハマッているそうだ。