さて、今季からにわかに注目を集めているのが、ジャンボ軍団の美女である。
「まるで芸能界の石原軍団にハリウッド進出を狙う若手女優が加入した、みたいな感じです」(スポーツ紙デスク)
その軍団名のとおり、ジャンボ尾崎の門下生で構成される。17年にプロテスト合格の田村亜矢(21)は、ゴルフの名門・東北高校出身で、目指すは大先輩の宮里藍。昨年の最終QTを3位通過した逸材だ。ゴルフ専門誌編集者によれば、
「震災を経験していて『復興の星になりたい』と話し、目標も師匠の尾崎に似てでっかく、『世界で活躍できるゴルファー』だそうです」
残念ながら、今季は7戦して6戦で予選落ちと不振が続くが、3年前から尾崎の下で修業を積むもう一人の門下生の原英莉花(19)はステップ・アップ・ツアー(下部ツアー)「ラシンク・ニンジニア」で優勝し、目下、調子は上り坂。
「ツアー第4戦の『アクサレディス』では、まさに各軍団が激突。鈴木が不在だったとはいえ、デサント軍団の三浦がトップでスタートを切り、2打差にテーラーメイド軍団の松森。2日目には、デサント軍団の新垣とジャンボ軍団の原が6位に迫る展開で、見応え十分でしたね」(ゴルフ担当記者)
QTランク117位の原について、「月刊ゴルフレビュー」編集主幹でゴルフジャーナリストの宮崎紘一氏は、次のように評する。
「ジャンボは『いい素質を持っている。まずはパワーだね』と話していました。身長173センチと恵まれた体格で、世界を狙える逸材です。世界レベルで戦ううえで、パワーと体力は大切な要素。そこに基本技術を積み上げる。ジャンボが『その次が気持ち。いつでもゴルフを考えているとか、伸びていくにはそこが大切だね』と話すように、毎日の基礎練習はうまくなりたいという思いが強くないと続かないもの。『練習は押しつけでやるもんじゃない』が口癖のジャンボ流で、ゴルフ力を磨いている最中です」
原の現代っ子ぶりにも、尾崎は目を細めていた。宮崎氏が続ける。
「ものおじしない性格もプロ向きで、『(俺が)使っている道具をくれ!と言ってきた』と明かしていた。『俺も(原から)教わってるよ』という言葉が印象的でしたが、常に合理的なスイングを追求してきた求道者・尾崎とともに、二人三脚で世界を狙っています」
ジャンボにも遠慮なくモノを言う強気なドSキャラの大ブレイクが楽しみだ。
こうした4軍団の若手、ルーキーを待ち受けるグリーンの外の、もう一つの試練が「夜の接待デビュー」。LPGA関係者が言う。
「女子プロゴルファーの年間の諸経費は約1000万円とも言われるだけにスポンサー契約は欠かせない。当然、その対価として、商品のアピールだけでなく、プロアマ戦出場やスポンサー主催のゴルフコンペ参加が増え、夜のパーティーも待っている。若手実業家や芸能人、プロスポーツ選手からの誘いもあり、成績に波風が立つことも。サマンサ軍団の失速も、誘惑の多い芸能界に近いからと噂された。それだけに、タレント事務所と契約する三浦の『デビュー戦』が心配です」
夜のバンカーをモノともせず、SEXYボディと華麗なプレーで魅了し続けてほしい。