今春から日本テレビ系で放送されているドラマ「正義のセ」で吉高由里子(29)と広瀬アリス(23)の人気女優競演が話題となっている。ところがその現場は、殺伐としているようで‥‥。
ドラマの中で主役の吉高は駆け出しの女性検事を演じ、広瀬はその妹役を演じているが、作中の“仲よし姉妹”の風景とは異なり、両者の関係はきわめてシビアなようだ。テレビ関係者が証言する。
「冗談抜きで、いつ取っ組み合いに発展してもおかしくないぐらい殺伐としたムードです。二人とも勝ち気でプライドが高いのですが、特にそれが顕著なのが広瀬。吉高との絡みでセリフをミスしてNGを出してしまっても絶対に謝らないので、現場が凍りつくんです。毎回、両者の出演シーンは異様な緊張感が漂っているんですよ」
それどころか、和気藹々の撮影現場の中心にいるのが吉高で、そこから距離を置いている広瀬の様子から、両者の一触即発ぶりは一目瞭然なのだという。テレビ関係者が続ける。
「いつも収録現場で吉高は共演者やスタッフとバカ話をして談笑しているのですが、広瀬は一切、その輪の中に入らない。最初、吉高は広瀬にもちょっかいを出していたのですが、しだいに誘わないようになりました」
それにしても本来なら女優としてはまだ格下の広瀬が、なぜかたくなに謝らないのか。
「実は広瀬は吉高が嫌いなわけではなく、以前から『憧れの女優は吉高さん』と語っているぐらい。ところが、このドラマで共演が決定した際に『吉高さんを追い抜くつもりでやる』と関係者に言い切っているんです。しかし悪気はないものの、それが露骨に表面に出てしまって現場はギクシャクしているのです」(テレビ関係者)
実際、妹・すずの影に隠れていた姉のアリスの評価はここにきてうなぎ登り。それもそのはず。広瀬の芝居へのなみなみならぬ意欲は本物のようだ。
「収録に際し、広瀬の事前準備は誰よりも入念で台本はボロボロ。3月に終わったNHK連続テレビ小説『わろてんか』で女義太夫を演じ切ったように、彼女は“憑依型女優”。そうした意気込みから異様な雰囲気になってしまっているのでしょう」(ドラマ関係者)
さらに撮影現場の不穏な空気に拍車をかけているのが、吉高の態度。
「広瀬の演技に不満があると、ニラみつけるんです。そのきっかけとなったのは『吉高が交際中の関ジャニ∞・大倉忠義に“ジャニーズ好き”の広瀬が急接近している』という噂にまつわるやり取りでした。実際に3月にはスポーツ紙が報じたのですが、その記事を読んだ吉高が『あの話、本当?』と広瀬に直接聞いたんです。当然、広瀬は否定したものの、それ以来、両者の関係がギスギスしだしたともっぱらです」(ドラマ関係者)
大倉との急接近説もささやかれている広瀬だが、彼女はバスケットボール・アルバルク東京の田中大貴選手との熱愛がいまだに継続中。
4月18日に都内で行われた飲料メーカーのイベントに出席した際も順調交際をにおわせていたが、広瀬の熱愛の行方に吉高が興味津々のようで──。
「この前の現場で、吉高がスタッフたちに『アリスちゃんは例の彼と早く結婚したらいいのにね!』と広瀬に聞こえるほどの大声で話していましたよ。やはり広瀬をみずからの恋敵として意識しているのでしょうね」(ドラマ関係者)
ライバル女優から恋敵に。やはり美人同士は両雄並び立たずということか。