やっぱり、メンバーからもファンからも本当に愛されていた。そしてそれを確信させる数字が出た?
生駒里奈の乃木坂46卒業公演が東京・日本武道館で開催されたのは去る4月22日。チケット倍率30倍の難関をくぐり抜けたファンは、感動の涙を流しデビューから5作連続でセンターを務めた“乃木坂の良心”生駒ちゃんとの別れを惜しんだようだ。ところで、この日は残念ながらライブに参戦することができなかったファンに向け、史上初のコンサートライブビューイングが全国のシネコン128館で公開されたが、これも前売りの段階で完売。午後6時の開演を前に劇場のロビーを乃木坂ファンが埋め尽くしたというだけあり、映画の興行ランキングに異変が起こったという。
「今回のライブビューイングは当然のように1回こっきり。全国128館で完売というのもスゴいですが、人気タレントや俳優の舞台挨拶回などはたとえ完売でも“転売目的”で購入する人も多いため、フタをあければ着席率が予想を下回る数字が出ることが多々あります。ところが、今回の生駒ちゃん卒業公演はほぼ100%の着席率。全国で5万席近くのファンが劇場で歓声をあげました。その反響のスゴさは映画興行ランキングでも顕著で、日曜の“1回公演”にもかかわらず、名探偵コナン、クレヨンしんちゃんなどに続いて日曜日の4位にランクイン。公開週の『いぬやしき』の1日分よりも動員しました。映画というくくりではないので、週末興行成績には反映されていませんが、実は土日合計でも8位にランクイン。この好評ぶりなら、映画として再上映しても興行できそうですね」(CD&DVD専門誌記者)
卒業公演のラストを飾ったのは、その日2度目となる「君の名は希望」。武道館を包んだ感動は、全国の映画館でもほぼ100%しっかり味わえたはず?
(飯野さつき)