遊び半分の脅しも当のアイドルからすれば恐怖でしかない──。
HKT48の指原莉乃が「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)に出演。SNSで拡散したデマによって被害を受けた家族のケースが紹介された際、話の流れで指原もSNSトラブルについて聞かれ、熱狂的ファンから脅迫を受けた実体験を披露したのだ。さる4月24日放送回のことだが、今やバラエティ番組で引っ張りだことなった指原が、その強みでもあるアイドルらしからぬ大胆発言が飛び出し始めて間もない頃、嫌悪感を抱いたファンがツイッター上で怒りのコメントをぶつけてきたという。
が、これを指原は無視。真剣に応援してくれていた昔からのファンであればそういった見方をするものがいても仕方ないと判断したうえでのことだったという。
そして、その後も指原がバラエティ番組での出演スタイルを変えなかったことで、ファンの怒りのボルテージは上昇。最後は「お前、何するかわかんねえからな!このままだったらどうなるかわかんないぞ」と、脅迫めいたコメントが送られるようになったとのこと。そこで指原はそのファンの人物像を知る目的でそのファンがどんな書き込みを普段しているのかツイッターをのぞいたというのだが、何とそのファンのツイッターのプロフィール写真に指原の自宅の写真が設定されてというのだ。これに身の危険を感じた指原は警察に相談。事なきを得たというが、そのファンが口ばかりの脅しではなく、本当に“行動”を起こしていた可能性もあっただけに、指原としてはその恐怖は尋常ではなかっただろう。
「今回の指原のエピソードに限らず、ファンに自宅の場所を把握されているアイドルは多い。AKBグループのメンバーでもネット向けの生配信を自宅で行っている際、ファンと思われる人物の奇声が生配信に入ってしまったこともありました。また、乃木坂では芸能界を昨年引退した橋本奈々未も、引退発表後にファンが自宅マンションで待ち伏せする行為も発覚しています。橋本の場合はファンは怒っていたわけでもなく、メンバーが好きすぎるからということでしょうが、アイドルからすればホラーでしかないですよね」(アイドル誌ライター)
運営側もしっかりとタレントを守ってほしいが、ファンもアイドルのプライベートには決して踏み入らないことを心掛けるようにしてほしいものだ。
(権田力也)