HKT48・指原莉乃が、9月27日に放送されたトークバラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演、「アイドルの恋愛禁止はやめませんか?」と発言し注目を集めた。だが、指原はこの発言の他にもう一つ気になる発言を同番組内でしている。
その発言というのは自身の卒業について語ったもので、「AKBというグループでどんどんメンバーが卒業していく中で、自分が辞めたら(AKBの)どんどん知名度が落ちていくんじゃないか心配」と話している。その他にも自身がソロとしてやっていけるか不安ということもあるようだが、この指原の発言にはAKBファンの中でも議論が巻き起こっている。
「総監督の高橋みなみも12月の卒業が決まっていますし、今のタイミングで指原も卒業となると、AKBの現在の戦力が半減するのは間違いない。劇場支配人も兼任する立場になったことで、グループ全体を考えることも増えた。運営側の視点から見たAKBの現在の立ち位置を十分に理解した発言でしょう」(エンタメ誌編集者)
ただ、指原がグループに長居することによって生まれるデメリットも多いという声もある。アイドル誌ライターが話す。
「スポーツの世界でも同じ。チームやグループの低迷する一番の原因は世代交代がうまく進まないことですが、もはやAKB48は一人二人、主要メンバーが卒業したところで微動だにしないほど巨大なネームバリューは出来上がったと思います。多くのファンからは『ニューフェイスの台頭が見たい』という声を聞きますし、それは指原ももちろん頭にあると思いますが、彼女はもともと、バンジージャンプ企画で最後まで飛べずに終わったことでついた“ヘタレ”キャラでブレイクした身。バンジー同様に最後までAKBのお局として君臨してもいいんじゃないでしょうか(笑)」
ネット上でも「たかみながいなくなったら、上手くMCまとめられるのは指原だけ」「指原のありがたみは在籍するメンバーたちが一番わかっているだろ」と支持する声は相変わらず高い。かつての絶対エース・前田敦子は「たくさんいる後輩のためにも私が卒業して、歩き出さなければいけない」と決意を固め、グループを後にしているが、まったく違うタイプのリーダーがいてもいいのではないか。ファンも後輩もきっとそういう気持ちでいるに違いない。
(佐伯シンジ)