フジテレビ系で放送中のドラマ「モンテ・クリスト伯」は、ディーン・フジオカが主演を務め、山本美月、新井浩文、大倉忠義、高橋克典らが脇を固めている。ストーリーは、国際的冤罪事件に巻き込まれ、海外の牢獄で監禁されていたディーンが、十数年を経て脱獄。大金を手にして日本に帰国し、自らを陥れた者たちに復讐するというスケールの大きい作品だ。初回視聴率は5.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と芳しくなかったが、回を重ねるごとに徐々に視聴率を上げてきている。
ただし、同ドラマだが、“大きな弱点”の存在を指摘する声も──。
「『ストーリーが分かりにくい』『リアリティがない』といった声が上がっていますが、最も問題なのはディーンの元婚約者を演じる山本美月の“棒演技”ですよ」と語るのは芸能記者だ。彼女の演技については「第一回放送で『結婚式の最中にディーンが警察に連行され、ウェディングドレス姿でパトカーを追いかけるシーン』があったのですが、ジョギングのような走り方に衝撃を受けました。セリフもひどい棒読みで違和感の連続です」と語るのだ。そこで、同ドラマに対し、記者は「こんな提言がある」という。
「演技はまだまだですが、表情に関して山本は超一級。極力少ない動きでしゃべらせず、顔の“ドアップ”で心情を表現させるのが得策だと思いますよ」
今後も同ドラマの展開と山本の扱い方に注目したい。
(白川健一)