4月2日からアニメ「キャプテン翼」(テレビ東京系)スタートし、キャプテン翼ファンはもちろん、サッカーファンからも注目を集めている。
1983年に始まった第1作は日本にサッカーを根付かせた。アニメをきっかけにボールを蹴り始めた選手は少なくない。今回のキャプテン翼は第1作のリメイクで、設定などは現代に変更されているものの、基本的には前作を踏襲している。
「そのため今から考えると驚かされる描写があります。例えばボールとトモダチになるために、ドリブルで登下校する場面です。今では『交通事故に遭ったらどうするんだ』と批判の声が上がってもおかしくない。変更されるのでないかと思っていたのですが、そのまま放送されました」(テレビ誌ライター)
第1作が放送された時は翼たちをマネしてドリブルで登下校する小学生が続出した。日本代表の救世主になった中島翔哉(ポルティモネンセSC)もそんな1人だという。スポーツ紙のインタビューで当時のコーチが明かしている。インタビューによれば中島はドリブルで登下校し、先生から怒られたことがあったそうだ。
「プロになった選手の多くは同じことをやっていたと思います。みな“リアルキャプテン翼”でした。中でもカズさんはすごかった。車が猛スピードで走る道を通って登校していたのですが、そこでもドリブルをやめなかったそうです。車がビュンビュンと走るすぐ横でボールを蹴るカズさんを見て、近所の人は『あの子はいつか交通事故にあう。大人になることはないだろう』と思っていたとか(笑)」(スポーツライター)
大人になれないどころか、三浦知良は日本を代表するサッカー選手に成長した。大空翼の夢は「W杯で優勝すること」。“リアルキャプテン翼”がその夢を叶えてくれる日が来るかもしれない。