プロフィギュアスケーターの浅田真央が、自身の選手生活の感謝を捧げるアイススケートショーがいよいよ開幕した。
「『浅田真央サンクスツアー』は浅田が自分を応援してくれた人に感謝の気持ちを込めてアイスショーを披露したいと自身が企画、プロデュースした、全国10カ所で行われる公演です。浅田の選手時代のSP、FS、エキジビションのナンバーを浅田姉妹と無良崇人、そして浅田自身がオーディションを行って採用したスケーターたちとのメドレーでつなぐというもので、およそ半年の時間をかけて準備してきたイベントなんです」(スポーツライター)
懐かしい浅田のナンバーを複数のスケーターが美しく滑るそのプログラムは、浅田自身の演技を彷彿させるとファンから歓喜の声があがったという。
そんなイベントだが、実はタイトルにアイスショーとは一言もついていない。
「浅田真央は、アイスショーの準備が始まってからもどんなタイトルにしようか迷っていたようです。そんな矢先の昨年末、ビートたけしのスペシャル番組に浅田真央がゲスト出演した際に、ビートたけしとアイスショーの話題になったそうです。タイトルが決まらないという浅田に、たけしが“トリプルアクセル”というタイトルのアイスショーはどうかと提案し、ショーの演出について笑いを交えて自身の考えを話したんです。その際、浅田真央が主催するショーならアイスショーに決まっているんだから、わざわざ言う必要はないんじゃないか、と。“演出・浅田真央”だけで十分インパクトを与えられるのだからと指摘したといいます」(前出・スポーツライター)
浅田はその言葉に納得。さらに自分自身がショーで表現したいのは感謝以外ないということで、サンクスツアーと名づけたというのだ。
新潟を皮切りにスタートしたショーは大評判なようで、たけしの助言も、これにひと役買ったのかもしれない。
(芝公子)