5月29日深夜放送のバラエティ番組「マツコ、昨日死んだってよ。」(テレビ東京系)でフリーアナに転身した有働由美子がナレーションを担当したことが話題になっている。
有働といえば2016年放送の大河ドラマ「真田丸」(NHK)で、有名武将の最期のシーンを淡々とナレーションで語り、役者が演じないことから「ナレ死」という言葉を生んだきっかけを作った人物だ。その有働が、テレ東の深夜番組で“マツコ・デラックスが昨日死んだ”という設定で「本人は自身のことを電波芸者と呼んでいた」「マスコミの犬とも」などとNHK大河仕込みの「ナレ死」を存分に聞かせたのだ。
「番組ではスタジオ中央に据えられた白い棺の中にマツコが横たわり、ナビゲーターを務める滝藤賢一が福山雅治からの『天国の二丁目で待ってて』という弔文を読み、YOU、ふかわりょう、ミッツ・マングローブがマツコとの思い出を語るVTRを放送。よくある追悼番組のパロディといった内容でした。番組後半は滝藤の一人芝居がスタート。プロデューサーをはじめとするスタッフに『マツコを殺したのはお前らだ』と食ってかかる迫真の演技は、舞台を主戦場に腕を磨いてきたことを痛感させられました。そんな中で有働が淡々と語るマツコの『ナレ死』はみごとに映えていたと感じました」(テレビ誌ライター)
6月2日放送の『開局65年記念番組 日本テレビ+ルーヴル美術館「その顔が見たい」』(日本テレビ系)にはレポーターとして登場するという有働。事務所の先輩であるマツコが絡む仕事以外は今のところ受けていないようだが、今後の活躍に期待せずにいられない。