タレントのおのののかが6月3日、自身のツイッターを更新し、スポーツ観戦における世間の風潮に苦言を呈し、予想外の賞賛を集めている。
過去にプロバスケットリーグのアンバサダーとしての役職を担い、自身も学生時代にはバスケ部に在籍するなど、バスケへの愛情をSNS上でたびたび公にしてきたおのは、一般ユーザーから浴びせられた「おのののかってNBA観てるんやな。あんまり分かってない感じする」といった辛辣なツイートへ返信する形で〈どこまでが分かっててどこまでが分かってないになるんだろ。たまにスポーツ観戦する上で、詳しく知らない奴が口出すな!的な考えの人いるけどそーゆー人のせいでスポーツ観戦のハードル上がって観る人増えないのよね〉とし、その不満を綴った。
中途半端な知識や意見を述べると、途端に“ニワカファン!”との罵声が浴びせられてしまうSNSでの独特な文化に対し、違和感を訴えたおのは、続けて〈NBAファイナルほんと面白いからバスケ普段観ない人にも観てほしいんだけどなぁ~〉と主張。バスケットボールの人気がより拡大することを切に願っていることを強調した。これにネット上では、「めっちゃわかる。そうやって中途半端な自称マニアさんたちがスポーツの規模を狭めてる」「ネットの普及でホントに最近評論家ぶった素人が増えたからな。彼女のグチは正論」「たとえにわかファンでも愛情を持って応援してれば一緒だよね」と、拍手喝采級の賛辞が並んだ。
「普段は軽い発言や感覚的なコメントが多いおのですが、今回の建設的なツイートには大半が擁護意見。さらには、『こういう冷静で理論的な主張できたんですね』『そもそもバスケの親善大使やってんだからそこら辺のエセマニアよりは詳しいだろうな』『おのさん、見直した!』など、過激にならないように言葉を選びながらも、しっかりと世間への疑問を述べた彼女に高評価が集まっています」(テレビ誌ライター)
おのは普段のツイートでは400~500ほどの“いいね”を集めており、多い投稿でもなかなか1000“いいね”を超えることはないものの、今回のツイートには投稿から16時間が経過した時点で2200を超える“いいね”を獲得。いかに世間からの共鳴を集めたかが浮き彫りとなっている。
(木村慎吾)