人気アイドルグループ「欅坂46」の二軍的な存在として結成され、“ひらがなけやき”の愛称で親しまれていた「けやき坂46」が2月11日、グループ名を「日向坂46」(ひなたざかフォーティーシックス)に改名すると発表した。
この「日向坂」という名称についてファンの一部からは、本来なら欅坂46こそが「日向坂46」を名乗っていたはずとの指摘が浮上しているようだ。しかもその根拠はツイッターに示されているというのである。アイドル誌のライターが指摘する。
「ツイッターでは誰でも早い者勝ちで、好きなアカウント名を取得できます。その点、欅坂46の『keyakizaka46』はグループ結成と同じ15年8月に取得されているのに対し、日向坂46の『hinatazaka46』はそれより1カ月早い15年7月に取得されていました。そのため、こちらがグループ名の第一候補だった可能性も否定できず、3年7カ月を経て妹分グループにその名称が継承されたと考えても不思議はありません」
ちなみに母体にあたる欅坂46は当初、「鳥居坂46」の名称でオーディションを行ない、グループ結成発表の現場で突如、現名称に改名したという経緯がある。今なお明かされていないその理由には、これまたツイッターが影響している可能性があるというのだ。
「改名の理由としては皇族に縁のある地名を避けたという説や、鳥居という宗教的な意味を持つ単語を避けたという説が取りざたされています。ただツイッターを確認してみると、鳥居坂46(toriizaka46)は日向坂46や欅坂46よりもさらに早い15年6月に取得済みになっています。もちろん運営サイドが同アカウントを取得したまま死蔵しているかもしれませんが、第三者にアカウント名を先取りされていて、やむをえず名前を変えた可能性も否定できないのです。ちなみに日向坂についても『ひゅうがざか46』(hyuugazaka46)が15年4月に取得済みなので、これまたアカウント名を先取りされたことを理由に読み方を変えていたのかもしれませんね」(前出・アイドル誌ライター)
なお、東京都内の坂道名を用いた「○○坂46」については、すでに46ファンがツイッターのアカウントを取得している例が多く、中には大学生のアイドルコピーダンスサークルが「いろは坂46」を運用しているケースもある。そのため今後、新たな坂道グループが生まれる際には、別の観点から名称を付けることになりそうだ。
(金田麻有)