今年は例年以上に批判は多め?
8月25~26日に放送される日本テレビの夏の名物番組「24時間テレビ」で、恒例のチャリティーランナーを「ANZEN漫才」のみやぞんが務めることが6月3日放送の同局の人気バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」で、発表された。
今回はマラソンに加え、水泳と自転車も加わった番組史上初にして最も過酷な「トライアスロン形式」が導入されるという。
高校時代は野球部に所属し、エースで4番を張るなど驚異の身体能力を持つことで知られるみやぞんだが、このランナー抜擢の報告を受けた際には「本当に(水泳、自転車、マラソンの)3つやるのか、やる気はあるんですけど、不安もあります」と、なかなかイメージが沸かないトライアスロン形式に戸惑いがあることを明かしている。最終的には「どんなことがあったとしても明るく楽しく、苦しいとは思いますけど、やれるだけやってみようと思います!」と、やる気を見せている。
史上初のトライアスロン形式の詳細なルールも気になるところだが、みやぞんも覚悟しているように過酷なチャレンジになることは間違いなし。そのため、ネット上では「いやいや、トライアスロンとか無理させ過ぎじゃない」「何でトライアスロンやらされるのか意味わからん」「本人が望んだならわかるけど、これは強制することか?」「みやぞんが可哀想」「去年のブルゾンといい、芸人を何だと思ってるの?」「立場の弱い若手芸人へのパワハラじゃないのか」など、いきなり新企画をぶつけられてしまったみやぞんを気の毒に思う意見も上がっている。
「昨年の同番組では当日に出演者の中からマラソンランナーが発表されるという初の試みがありましたが、結果的にランナーに指名されたのは人気が加速中であったブルゾンちえみでした。ブルゾンは学生時代に陸上部に所属し、長距離選手として活躍していたわけですから、通常通りあらかじめマラソンランナーに指名していては難なくクリアできてしまうでしょうから、こういった当日発表という異例のシステムをとったのでしょう。それでも現役時代でも当日になって、いきなり『24時間マラソンを走れ』と言われることはないでしょうし、やはり心の準備はブルゾンにだって必要。それを番組側の事情だけで押し付けられてしまったブルゾンが気の毒ですし、今回のみやぞんも似たような経緯でトライアスロン形式に挑戦となったのでしょうから、世間から心配の声が上がるのも無理はないでしょう」(エンタメ誌ライター)
しかし、昨年も批判こそ多かったものの、平均視聴率は18.6%と歴代2位の高視聴率を記録している。そのため、日テレサイドとしても、とりあえず反響の中身がどうあれ、話題になればなるだけOKというスタンスなはず。みやぞんの頑張りを世間が認め、彼の好感度は上がることは間違いないだろうが、今回の無理難題押し付けで同番組のイメージがさらに悪化したことも揺るぎない事実だろう。
(権田力也)