8月25~26日に放送された「24時間テレビ」(日本テレビ系)にて、お笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんがチャリティランナーとして、総距離161.55キロに及ぶトライアスロンを完走。視聴者を感動させた。
ゴールとなった日本武道館では相方のあらぽんと喜びを分かち合い、みやぞんはあらぽんが泣いていたことに「グッときました」と語っている。そんな相方の存在が、今回のトライアスロン完走がもたらした感動を裏打ちしているという。お笑い系のライターが指摘する。
「口さがない連中はあらぽんを『芸人の域に達していない素人』『みやぞんに食わしてもらっている』と批判していますが、そんなことは当のあらぽん自身が誰よりも自覚しています。彼の役割は自由人過ぎるみやぞんをコントロールすること。何でもこなせそうですが一人芸では空回りしてしまうみやぞんを、さりげなく誘導するという大切な役割を果たしています。その意味ではあらぽんの役割は、余人をもって代えがたいでしょうね」
今回のチャリティランナー挑戦ではみやぞんにスポットライトが当たり、あらぽんの仕事は減るばかり。しかしあらぽんはいっさいの不平不満を口に出さず、ギャラももらえないのにみやぞんの練習に同行していたというのだ。
「お笑いコンビでは『ウーマンラッシュアワー』の村本大輔のように、片方ばかりが売れるのはよくあること。その相方であるパラダイス中川は知り合いの社長のところでアルバイトしていると告白していますが、その告白自体が自分に注目が向かないことへの不満の表われです。それに対してあらぽんは、みやぞんの練習中に自分がどうしているかを明かすこともなく、ツイッターでは本番中に『みやぞん頑張ってます!』とエールを送信するなど、あくまで黒子に徹しました。しかも彼は2017年に結婚していますが、元ショップ店員の妻はコンビのスタイリストを担当しており、夫婦そろってみやぞんを支えているのです。そんな影の努力が明らかになるにつれ、あらぽんへの好感度が高まるのも当然のことでしょう」(前出・お笑い系ライター)
スポーツ万能でギターも演奏でき、ファンには神対応のみやぞん。そんな彼がもつ最大の財産は、相方の存在なのかもしれない。
(金田麻有)