続いては、ドラマ関係者の証言。
「結婚式のシーンの撮影で、波瑠さんはウェディングドレスを着ていたのですが、衣装のことなどおかまいなしに差し入れのドーナツをつまみ食いしていました。食べカスをドレスにこぼさないように気を遣っていましたけどね。リスみたいにちょっとずつかじって周囲を和ませていました」
プライベートはいたって庶民派そのもので、芸能記者が明かすには、
「高級レストランに行ったとか、ブランドにこだわっているとか、セレブな話はまったく聞きません。たまにある休日は自宅にこもって、愛犬と遊んでリフレッシュしているようです。過去にはイケメン俳優の坂口健太郎(26)との交際が噂されましたが、オトコの条件にこだわりはないとか。『好きになった人がタイプ』というのが信条だそうです」
仕事面では昨年春に大きな辛苦を味わった。ドラマ「あなたのことは──」で、不倫に走る人妻を演じ、女性視聴者からの激しいバッシングにさらされたのだ。もちろん、波瑠個人に非があったわけではない。
「演じた役柄、女優としてのスタンスについて、波瑠さん本人がブログでキチンと声明を出したのは立派でした。やはり心身ともにタフでないと、これほど連続ドラマに出続けるというのは難しい。私が聞いた話では、彼女は現場ではそんなに張り詰めることなく、ちょくちょく居眠りをするそうです。無理をせず、息の抜き方を心得ているので、彼女の活躍はまだまだ続きそうです」(木村氏)
早くも高視聴率が期待される7月スタートの新ドラマ。波瑠が演じるのは、勤務先の出版社を寿退社した日に婚約者に逃げられてしまう元OL。仕事も結婚も失った彼女に、伊勢谷友介(42)扮するカリスマ編集長が「復職の条件」として突きつけたのが半年以内の結婚だった──。「未解決の女──」の熱血刑事から一転、悲運のヒロインとなる。
「ストーリーの状況としてはドM。今年1月クールの『もみ消して冬──』(日テレ系)では山田涼介さん(25)演じる弟に向かって発した『土下座して靴舐めろ』というドSなセリフが話題になりましたが、今作では真逆の演技が見られるかもしれません」(木村氏)
平田氏も「あの“舐めろ発言”は痴女の素質十分」と言うが、思い出すのは13年の映画「みなさん、さようなら」のベッドシーン。共演者の濱田岳(29)に服の上から胸を揉みしだかれると左手を濱田の股間に伸ばし、さするようにつかみ返す。別のシーンでは、スカートの中をまさぐられるや、またもやいやらしい表情で濱田のズボンのチャックを下ろし、手を差し入れた。まさに痴女力を発揮した、官能演技だったのだ。
平田氏は波瑠の今後を次のように占う。
「女優としてハクをつけるためにも、主演映画をヒットさせたいところ。脱げる女優が不足している中、同世代の有村架純(25)が『ナラタージュ』(17年、東宝)で濡れ場に挑戦して演技の幅を広げました。かつてティーン向け雑誌の専属モデルをしていた頃の波瑠は茶髪に濃いめのギャルメイクが定番だったので、当時の攻めの姿勢そのままに、男の精を吸い尽くすような痴女役に挑んでほしい」
ヌード解禁となればもはや敵ナシ。ドラマ女王戦争も勝ち抜いて我が世のハルとなるか。