全国各地で猛威を振るっている記録的な大雨。気象庁では「災害級の大雨」としており、さらなる警戒が求められている。その中で「とくダネ!」(フジテレビ系)のメインMCを務める小倉智昭に、怒りのこもった非難の声が寄せられているという。
7月6日放送の「とくダネ!」では番組の冒頭、小倉が「雨の情報が大変気になるんですが、この雨は週末まで、日曜くらいまで影響が出そうなんですけどね」と説明。番組では前半の30分以上を大雨情報のレポートに費やしていた。その中で小倉が口にしたコメントに対し、大雨に苦しむ人たちを中心に大きな批判が巻き起こっているというのだ。
「番組では各地の状況をレポートし、『東海や近畿、四国ではさらなる警戒が必要だ』とのナレーションでVTRを締めくくりました。ここでスタジオにカメラが戻ると、小倉は北海道から沖縄まで大雨の被害が出ていると語ったうえで『関東は今のところそんなに多くの雨が降っていないんですけど、東京で降っていないとピンときません』と言い放ったのです。その後にすぐ『特に西日本はひどいですね』と言葉を継いだものの、この状況で東京に雨が降っていないとわざわざ指摘する必要がいったいどこにあるというのでしょうか」(週刊誌記者)
地震や台風といった自然災害では、被災地から離れた場所には被害の実態が伝わりづらいケースもある。しかし今回の大雨は北から南まで日本全土に被害をもたらしており、「東京だけは無事」などと口にすべきではないのは明らか。同番組中でも大雨が原因で2人が亡くなったと報じている中、「ピンときません」と言い放つ小倉に非難が寄せられるのも当然だろう。
「それに対してゲスト出演の別所哲也は、京都に滞在している外国人観光客について言及。『どういうふうに災害の情報をきちんと伝えるのか、現地で気になることですね』との気遣いを見せていました。海外経験の豊富な別所らしいコメントは、小倉とは実に対照的だったと言えるでしょう」(前出・週刊誌記者)
これで東京にも大雨が降り始めたら、その時、小倉はいったい何と言うのだろうか。
(金田麻有)