8月25~26日に放送される「24時間テレビ」(日本テレビ系)において、坂上忍がスペシャルサポーターに就任することがわかった。7月9日に放送された同局の「有吉ゼミSP」で明かされた。
この起用については早くも視聴者から「なぜ坂上?」「こいつが出るなら観ない」といった拒否反応が続出しているが、そこは制作サイドも織り込み済みのはず。テレビ業界内ではむしろ、異質ともいえる坂上の投入で新たな化学反応が生まれ、これまでとは一味も二味も違う「24時間テレビ」像が生み出されることへの期待も高まっているようだ。
その一方で、坂上の起用を発表した今回の演出について、別の拒否反応が噴出しているという。テレビ誌のライターがささやく。
「日テレの水卜麻美アナが控室を訪れ、坂上が大写しになった時、『スペシャルサポーター 坂上忍』というテロップとともにSexy Zoneの画像が映し出されたのです。いくらセクゾがメインパーソナリティーだからとは言え、『24時間テレビ』の本質はチャリティ番組であり、彼らの冠番組などではないはず。しかも坂上は今回の起用に関して『(セクゾは)みんなガッツのある子たちなのでボクがついていきます』とまでコメントする始末です。いったいいつから『24時間テレビ』はセクゾのための番組になり下がったのか、もはやチャリティ番組としての本質を見失ったとしか思えません」
その「24時間テレビ」では2003年から16年連続で、ジャニーズの所属タレントがメインパーソナリティーを務めている。人気タレントを目立つポジションに起用するのは番組への注目度を高める方策かもしれないが、番組の主役は決してジャニーズではないはず。そこを取り違えた演出には視聴者も違和感を感じるよりほかないだろう。
(金田麻有)