6月27日にCDアルバム「いのちの音」(日本コロンビア)をリリースした陸上自衛隊・中部音楽隊。中でも、歌姫”として大注目されているのが鶫(つぐみ)真衣さんだ。中部地方での生演奏を中心に人気がじわじわと広がったという。生の演奏を聴いた人は、「涙が出てくる」という感想を漏らす人が多いそうだ。
その最新のアルバムに収録されているのは、鶫さん自身が作詞をして音楽隊が曲をつけ、かねて評判を呼んでいたオリジナルの音源「いのちの音」を筆頭に、“いのちの大切さや愛情”をテーマにして選んだという倍賞千恵子の「世界の約束」、さだまさしの「いのちの理由」、絢香の「 I Believe」といったカバー曲など全12曲。強さと安定感・やさしさを同時に兼ね備えたそのルックスのように、真っすぐで伸びやか、それでいて包み込むようなソプラノの歌声が印象的だ。オリジナル曲「いのちの音」には、〈命の音〉〈光〉〈夢〉〈未来の道しるべ〉といった前向きで励まされるフレーズが盛り込まれている。このアルバム発売や歌姫に関してのネットでの反応は、歌声を褒めるものや、〈戦うための厳しい訓練を受けている人とは思えぬ美しい歌声。この歌声がいつまでも消えることのない平和な世界で有ることを望む〉といったものまでおおむね好評だ。
「素顔は、どちらかというとおっとりとしており、“くまモン”が大好きだという庶民派の歌姫です。土屋太鳳似で、このアルバム発売を機にますます男性を中心にファンを増やし、自衛官志望者数にもいい影響を与えるんじゃないでしょうか」(芸能ライター)
慰問先などで、心に傷を負った人々を癒やす存在としても、今後の彼女と音楽隊のメジャー活動には期待したい。
(島花鈴)