8月23日の「デイリー新潮」が、8月24日~25日にかけて放送されたチャリティ番組「24時間テレビ」の、内情を報じた。記事によると、同局はチャリティマラソンのランナー選びが難航していたという。
「『新潮』によれば、日テレは昨年からランナー選考を進めていたものの、バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』のヤラセ問題が原因で、キャスティングが決まらなかったそうです。なぜなら、今年の『24時間テレビ』の総合演出は、『イッテQ』や『嵐にしやがれ』のプロデューサーであるため、また同じようなヤラセ問題が起こらないか、芸能事務所が警戒していたというのです。そのため、ランナーはなかなか決まらず、かつ1人で走らせるにはインパクトが弱すぎるということで、駅伝形式になったそうです」(芸能記者)
そして、事前に発表されていたガンバレルーヤ・よしこ、ハリセンボン・近藤春菜、いとうあさこに続き、当日の放送では同局の水卜麻美アナが4人目のランナーとして発表された。今回、日テレ社員の水卜アナが選ばれたのも、キャスティングが難航した結果なのかもしれない。
そんな中、彼女のランナー発表までに視聴者から苦情が殺到したという。
「『24時間テレビ』は18時30分から放送が始まり、序盤から4人目のランナーを発表すると伝えていたものの、散々引っ張って、発表されたのは結局、20時30分ごろでした。その間、出演者らのアップを映し、『4人目のランナーは誰?』とCMを挟みながら、アオる演出を何度も繰り返したため、視聴者からは『チャリティ番組でやる演出じゃない!本当にイライラする!』『あからさまな視聴率稼ぎ!応援する気なくすよ』『ゴチメンバー発表じゃないんだから、さっさとやれ!』と批判が殺到しました。そして発表後、水卜アナは好感度の高い女子アナなので、批判は多少収まったものの、もし別の人物だったら、そのタレントに批判のホコ先が向いた可能性もある。そのため、バラエティ演出を警戒し、あらかじめ所属タレントを出さなかった芸能事務所の判断は正しかったと言えるでしょう」(テレビ誌記者)
バラエティならともかく、チャリティ番組における視聴率稼ぎの演出は、視聴者の反感を買ったようだ。