7月6日に発表された「2018上半期タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター)で、嵐のリーダー、大野智の「一人負け」が判明した。
これは1~6月までのCM出稿状況を基にしたランキング調査。男性タレントトップは、起用社数10社の高橋一生だ。子役からスタート、長い芸歴に裏打ちされた確かな演技力で昨年、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」でブレイク。一気に5社のCMに起用されるなど、引っ張りだこの人気となった。
一方で安定した人気を誇るのが、国民的アイドルグループ、嵐のメンバーだ。今期は相葉雅紀、櫻井翔、二宮和也が9社で、2位に並んだ。4位に7社の松本潤が続く。
「何だかんだ言っても嵐人気は根強い。嵐全員で出演する4社(日本航空、日本郵便、日立アプライアンス、ガンホー・オンライン・エンターテイメント)があるため、出演本数は単独出演している社との合算になる。ここ数年、頭一つ飛びぬけていたのが相葉。単独テレビ出演が3本、ラジオのレギュラー1本を抱える相葉だけに、CM人気もずばぬけています。ファミリー向けや主婦層にターゲットを絞ったCMに多く起用され、好感度も抜群ですよ」(芸能ライター)
ところが、5人グループの嵐で、リーダーの大野智だけがなぜか「蚊帳の外」状態だという。6社起用で、単独出演は久光製薬とJ-オイルミルズの2社のみ。ジャニーズウオッチャーが解説する。
「櫻井・二宮・松本はドラマや映画に主演。番宣番組に出まくり、数多くの雑誌の表紙を飾るなど、華々しい活躍をみせました。それにひきかえ大野は、昨春、ラジオのレギュラーが終わり、主演映画は昨夏公開の『忍びの国』きり。連続ドラマは2年前の『世界一難しい恋』以来お呼びがない。単独活動といえば嵐の曲の振り付けくらい。2級小型船舶免許を取得したのは、趣味の釣りが高じての番組『嵐にしやがれ』の企画。一般に広くアピールするものが何もない。CMが増えないのも道理で、今やメンバーに大きく差をつけられてしまっている状況です」
ただし、“新作”を心待ちにするファンの気持ちとは裏腹に、大野に焦りはないようだ。
「CM出演本数、番組出演数がかなり少ないので、トップの相葉とのギャラは億単位で違うんじゃないでしょうか。にもかかわらず、どこまでもマイペースな大野は、メンバー間格差に不満の声ひとつあげず、万事鷹揚に構えているそうだ」(スポーツ紙記者)
グループ間に亀裂が入ることになりはしまいか少々心配になってくるが…。
(塩勢知央)