6月23日放送の「あさイチ」(NHK)にゲスト出演した嵐のリーダー・大野智。主演映画「忍びの国」(7月1日公開)のため、大車輪でプロモーションを続けている。
「木村拓哉も主演映画『無限の住人』も公開前に手を替え品を替え、ありとあらゆるメディアに顔を出し、PRに務めた。それがまさかのヒットとは言い難い状況となり、ジャニーズ事務所も真っ青になったそうです」(映画ライター)
エグゼクティブプロデューサーに藤島ジュリーK氏。主題歌は大野の所属する嵐。そんな「忍びの──」は、忍者映画ということで日本忍者協議会公認までとりつけ、配給はヒット連発の東宝で、宣伝にぬかりはなく、大野は、木村以上のメディアへの出演を続けている。
「6月26日には大野以下主要キャストが浅草寺を訪問。おみくじを引いてヒット祈願イベントを開催した。もっとも誰も大吉を引けず、2人も凶を引く事態に見舞われ、扱いも小さくなってしまった(笑)」(前出・映画ライター)
「あさイチ」では、同番組のMCで事務所の先輩である井ノ原快彦が大野を、彼のとっておきのエピソードを絡め紹介。ところが、その内容は?がつくものだった。
「井ノ原はツアーで興奮して眠れないため、別室の大野らジャニーズJr.たちを襲い、寝ている間に歯磨き粉を体に塗ったりのイタズラをしていたことを告白。退屈だったのが理由で、井ノ原にとっては後輩いじりの軽いいたずらだったそうだ。事務所では先輩に絶対服従が掟。温厚な大野も激怒し、当時、『早くいなくなれ』と念じていたとぶっちゃけていた」(テレビ誌記者)
大野のプライベートライフについても、本人の口から語られた。井ノ原が、舞台出演の際に本番5分前まで爆睡、起きるやいなや仕事を始めたことを引き合いに出して、自分の場合を紹介した。
「大野は仕事の日は1時間以上前に起床。1時間何もせずボーッとする時間が必要不可欠なのだという。1時間の間ボーッとしながら、徐々に仕事に行く覚悟を整えていくそうだ。よっぽど行きたくないのかも」(芸能ライター)
番組では、映画で共演した立川談春が大野を「ボーッとした男」と表現、中村義洋監督は「芸能人感がまるでない」と明かした。その理由は“普通の人”大野によれば、自分に「欲がない」ことだという。こと仕事以外はまるで無欲なのだとか。先輩や後輩からの誘いを片っ端から断ることでも知られる大野。面倒くさいのが理由だというが、この後ろ向きな姿勢、何だか心配にもなってくる。
(塩勢知央)