元グラドルの杏さゆりが7月20日放送の暴露バラエティー番組「じっくり聞いタロウ ~スター近況(秘)報告~」(テレビ東京系)に出演し、人気絶頂期に受けた性的ハラスメント被害を告白している。
コトの発端は、とある有名カメラマンからのグラビア撮影オファーだったといい、杏によれば「脱がすことで知られるカメラマン」で信用できなかったため、キチンと事前に“脱がない意志”を表明していたものの、いざ撮影当日になると透けまくっている素材の衣装が用意されていたという。
杏は「信用してなかったから」と、前置きして、撮影現場には自分で大きめのアンダーウエアなどを用意したというが、「『はい、おいで』と呼ばれて2人っきりになって撮影が始まるわけですよ」と、当時の状況を細かく回想した。その後の展開に関しては、「ワンピースの背中のチャックを下ろされて、肩のところも下ろされる」「あっちも怒ってきて、“これも脱いで”とアンダーウエアを脱ぐよう要求された」などと説明し、撮影現場での嫌がらせを明かした。
「杏さゆりによる生々しい告白に対し、ネット上では『そうなることは事務所はわかってたはず』『事務所とカメラマンは打ち合わせ済みでしょう。了承した事務所の方が悪かな』『所属事務所も守ってあげられなかったのかな』という事務所への不信感を覚えたというコメントが続出。また、『そのカメラマンの名前をさらさないと次の被害者が出る。報道するならそこまでやってほしい』との声も上がり、芸能界に一部蔓延する性的ハラスメントの撲滅を願う指摘も散見されました」(エンタメ誌ライター)
杏がグラドルとして活躍してきた期間を考えると、2000年~2006年あたりが考えられる。その後の人気が落ち着いてきた時期だったとしても、10年ほど前の“me too”というわけだ。
「2000年にミスマガジンの準グランプリを獲得し、グラドルファンからは高い人気を誇っていた杏が一躍、その名を知らしめたのは2003年発売の写真集『杏さゆり写真集anzu n’roses 水着ファイターEVOLUTIONS』。黒い手形のペイントを胸に施したインパクトのある表紙に、帯に明らかに当時人気のグラドルだった『インリン・オブ・ジョイトイ』と『小倉優子』の別名を出してそれぞれを『NO!』『NONO!』と“否定”するキャッチコピー。2人の人気に殴り込みをかける気概を感じさせるものでした。グラビア撮影時、休憩中のオフショットを撮る時に、『できればこっちの角度からお願いします』と言われ、被写体としての意識の高い人だなと思った印象があります」(前出・エンタメ誌ライター)
もちろん件のカメラマンと杏の所属事務所がどれほどの肌見せ具合で合意していたのかは不明だが…。
「本人を差し置いての話し合いであったとすれば、今からでも大問題になり得ますね」(前出・エンタメ誌ライター)
撮影現場での被写体モデルとカメラマンのいざこざやトラブルはこれまでにも何度か糾弾され続けてきたが、“女性の嫌がることはしない”という至極当然な常識でさえ守られないような空間なのだろうか?コンプライアンスが叫ばれる時代にあって、このような騒動が少しでも減少することを願いたい。