続いて、五輪イヤーだけに活況だったスポーツ界に移ろう。
まずは、アテネ、北京の両五輪で金メダリストだった内柴正人被告(34)の教え子レイプ事件では、「俺に犯されたんとちゃうよな」がノミネートされた。現在も裁判で係争中だが、およそ金メダルの輝きも曇る暗黒ワードを頻発させている。これに劣らず暗いのが、女子フィギュアの安藤美姫(24)。自身のブログで「I born to die」(死にたい)と、死をほのめかし騒動となった。
「小室哲哉の歌詞みたいな意味のない英語にビックリしましたよ。彼女が歌手なら最高の失恋ソングを歌えるハズなんだけどね。それに、トルストイの小説を読んだ大学生みたいな暗さはフィギュアの明るい雰囲気にまったく似合わない“場違い賞”だよね」(デーブ氏)「黒さ」ではさらに上を行くと思われるのが、「異次元采配」で日本一に輝いた巨人・原辰徳監督(54)が女性スキャンダルをネタにゆすられ1億円を元暴力団員に支払った事件。ネットでは女性との火遊びを「1億円プレイヤー」と揶揄された。強く推奨するのはやく氏だ。
「1億円かけて遊んだというかなりうまい言葉だと思うので私はかなり強く推したんですが、本家の50語には入りませんでした。その後、なかったことのようになってますが、原監督が日本一になった時、『最高の1年でした』と言ったのは看過するわけにはいかない」
思わぬスキャンダルに、シーズンを終える前の去就まで取りざたされたが、すでに来年も続投が決まっているのはこれいかに!?
シーズン半ばどころか、キャンプで失速したのが「熱いぜ」のキャッチフレーズのDeNA中畑清監督(58)だったが、思わぬところから矢が飛んできた。阪神・金本知憲(44)が「選手より監督が目立つようではダメ!」と、まさかの引退セレモニーでのダメ出し。
「たかが5位のチームの選手に上から目線で言われちまったよ、と思いましたが、確かに和田監督は目立ってないからエライですねぇ」(やく氏)
来季も最下位を争っての遺恨試合となるのか。
続いて政治部門では、裏流行語に常連の石原慎太郎氏(80)、橋下徹氏(43)、田中直紀前防衛大臣(72)など、まさに粒ぞろい。
「田中前防衛大臣には『もう国会内ではコーヒーを飲まない。絶対に』というのもあったけど、どうしてアイスコーヒーにしますとかオチをつけないんでしょうね。政治家はネタ振りはいいけど、オチがないのがもったいない。もしかするとオチをつけると落選すると思っているのかもしれないね。その点、橋下さんの『娘に制服着ろと言えなくなる』はうまかったですね」(デーブ氏)
強者を差し置き、高評価を得たのが、田中美絵子氏(36)の「止めに来た。行かないで」だった。デーブ氏はかなりお気に入りだ。
「この人をかわいいと言うと、女の人はみんな反対する。確かにすっごいスタイルがいいわけではないけど、顔はエッチだし、ちょうどいい感じ。合コンや忘年会では間違いなくみんなが狙うタイプなんですよ」
すでにデーブ氏は「行かないで」という音声だけを編集して着ボイスにしているほどだという。
「田中直紀のオタオタぶりもよかったのですが、お母ちゃんの登場でかすんでしまった感があります。その点、田中美絵子は一服の清涼剤のようでした。あんなふうにいい小芝居で『あなたは必要な人なんです』って泣きつかれたら、男としてはたまりません。私だったら離党するのを翻意しますよ。もちろん、相手が三宅雪子ではダメですけど」(やく氏)
いくつになっても、男は女の涙に弱い生き物なのだ。今や議員生命が風前のともし火の田中美絵子氏に敢闘賞を贈呈しよう。