「過去のヒット曲の焼き直しで懐メロ歌手になる」
お騒がせ歌手の華原朋美(38)が「2012FNS歌謡祭」(フジテレビ系)で約5年ぶりに芸能界復帰を果たす。一時は、薬物依存で更生施設に入っているとも言われたが、はたして“卒薬物”ができたのか──。
*
〈今までお世話になったすべての方々に恩返しのつもりで精一杯頑張るつもりです。最後のチャンスだとも思っています〉
マスコミに向け、そんな直筆ファックスを送付した華原。07年に、度重なるドタキャンと体調不良を理由に所属事務所から契約解除を言い渡されていたが、今回の復帰ファックスは古巣の所属事務所が発信元だった。だが、復帰早々、懸念の声も上がっている。
「復帰番組となる『FNS歌謡祭』には、かつての恋人だった小室哲哉も出演します。そもそも朋ちゃんがメンタル的に不調になり、睡眠薬などに依存するようになったのは、小室との破局が原因。今回の再会で、朋ちゃんに何もなければいいのですが‥‥」(音楽関係者)
華原にとって、小室は“生みの親”であり、一時は公私ともにパートナーでもあった。グラビアアイドルだった華原を小室が見初め、歌手デビューさせたのが95年。私生活でも、2人は交際をスタートさせる一方、歌手としてもヒット曲を連発した。ところが98年、破局が報道されると、翌年には華原がガス中毒で緊急入院し「自殺未遂か」と騒動になった。そして、その直後に復帰会見をするも、数日後に再び自宅マンションのロビーで倒れ、救急搬送。その後も、路上で酩酊している様子が報じられるなど、奇行ぶりがたびたび報じられていた。
「さすがに朋ちゃんと小室との直接の接触は周囲が止めており、その代わりに、自分の弟分のような存在である浅倉大介と朋ちゃんとのタッグを計画しているそうです」(レコード会社関係者)
しかし、2人が再びタッグを組み、「懐メロ歌手」として再ブレイクを狙う動きもあるという。
「実は、小室サイドが、かつてのヒット曲をアレンジして歌うという企画が進んでいます。当然、朋ちゃんのヒット曲もその候補にあがっていて、あわよくばセルフカバーアルバムも作りたい意向です」
芸能ジャーナリストの佐々木博之氏も両者の“再合体”の可能性を指摘する。
「かつて、破局後の郷ひろみと松田聖子がデュエット曲を出したように、芸能界にはかつての恋人関係すら利用して話題作りをするパターンがあるのも事実。小室さんは背に腹は代えられない状況だし、話があればやるでしょうから、朋ちゃんしだいですね。相性はいいのだから、再タッグを組めばヒット間違いなしです」
朋ちゃんも今や38歳。成熟して大人になった彼女のチャレンジに期待したい。