俳優の滝沢秀明が、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長から後継者に指名されたと、8月30日発売の「週刊文春」が報じた。滝沢は1995年に13歳で同事務所に入所以来、ジャニー社長のお気に入りとして知られている。
しかし、この一報にネット上では「東山(紀之)さんじゃないんだ」「マッチ(近藤真彦)じゃないんだ」など驚きの声が。また、「上に先輩が何人もいるのに、やりにくくないんだろうか?」「かなりの下克上だね?」など、36歳で後継者指名された滝沢を案じる意見もあった。
「この記事が真実なら、事務所分裂の危機」と芸能ジャーナリストは危惧する。
「ジャニー氏の妹で同社副社長のメリー喜多川氏は、かつて同誌のインタビューで、娘の藤島ジュリー景子副社長が次期社長と明言しました。それなのに、社長が滝沢を後継に指名したとなると、揉めるのは必至。これは推測ですが、今、このような記事が出たということは、ジャニー氏からのメッセージとも取れます。もし、これに従えないのであれば、メリー氏やジュリー氏には『事務所を出て行け』と伝えるような“強い意志”を感じました」
10代の頃からジャニー社長に見込まれ、ジュニアグループのリーダーとして若手育成も手掛けてきた滝沢。コンサートやステージでは数多くの後輩をまとめてきた実績もある。ジャニーズという大看板を託せる素養は十分ともいえるが、こんな懸念もある。
「在籍しているほとんどのタレントは、ジャニー氏に見いだされたことに感謝しています。ですが、ジャニー氏にもしものことがあった場合、誰が社長の座に就くことになろうとも、退所する人は出てくると思います」(芸能記者)
人々に夢を与える企業が、“後継者争い”などという下世話な泥仕合だけは避けてほしいと、ファンならずとも願うところだが…。