芸能

滝沢秀明のジャニーズ事務所後継者指名に立ちはだかる「大きな壁」とは?

 ジャニーズ事務所の後継者は滝沢秀明!8月30日発売の「週刊文春」に掲載されたスクープ記事に業界が震撼している。同記事では86歳のジャニー喜多川社長がみずから、50歳年下の滝沢秀明を後継者に指名したと解説。来年頭にも事務所の体制が一新され、代表を含めた役員の交代においてジャニー氏が滝沢を後任に指名するとしている。

 しかしジャニーズ事務所の後継者と言えば、ジャニー社長の姪で、メリー喜多川副社長の一人娘である藤島ジュリー景子副社長というのが既定路線のはず。典型的な同族会社であるジャニーズ事務所にて、いくらトップと言えどもジャニー社長が一タレントに過ぎない滝沢秀明を後継者に指名できるのか。週刊誌記者が指摘する。

「滝沢を後継者に据えるためには、彼が取締役に選任される必要があります。それには株主総会での決議が必要ですが、ジャニー社長は同社株式の60%を保有していることから独断で取締役の選任が可能。これまでもタレント序列の1位の近藤真彦と2位の東山紀之が取締役に就任しており(東山は退任済み)、滝沢が来年にも取締役の肩書を得るのは、おそらく既定路線のはずです」

 しかし滝沢が取締役に選任されたとしても、彼がジャニーズ事務所の後継者となるのは不可能だという。週刊誌の記者が続ける。

「高齢のジャニー社長は自分に残された時間が少ないことから、今回の動きを進めているそうです。しかし、いつの日かジャニー社長が亡くなった際には、ジャニー社長の保有株式は相続の対象になります。そして、ジャニー社長には配偶者も子供もいないので、相続人は姉のメリー副社長となるはずです。そのメリー副社長は実娘のジュリー副社長が後継者だと明言していますから、滝沢取締役を排除する方向に動くのではないでしょうか」

 それに対して、別の見方を示す向きもある。芸能ライターがささやく。

「今や年商1000億円と言われる巨大エンタメ企業のジャニーズ事務所で、ジュリー副社長が一人で采配を振るうのは困難です。それに安易に滝沢を排除すると、所属タレントの大きな反発を生む恐れもある。そこでジュリー副社長は自分が得意とするテレビ分野を掌握し、滝沢にはジャニー社長が担当している舞台の責任者を継がせることで、外見上は権力の分散を図るのが得策でしょう。経営の実権はみずからが握りつつ、滝沢にもある程度の裁量を認める。これがポスト・ジャニー社長時代の理想像かもしれません」

 はたして滝沢はジャニーズ事務所の顔になれるのか。大きな注目が集まっている。

(金田麻有)

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