所属事務所との契約も終了し、その動向が注目されていた小出恵介が、ニューヨークのアクターズスクールに留学するとの観測が流れている。
現在、日本国内での芸能活動はほぼ不可能な状況なだけに、海外に新天地を求めたとしても不思議ではない。映画ライターが語る。
「現在、海外ドラマではアジア系の俳優が引く手あまたで小出がアメリカで一花咲かせようと思っていても不思議ではない、もともと演技派の俳優として出演作品も多いですから」
中でも小出の怪演ぶりで話題となっているのが2016年に公開された「十字架」という作品。
「原作は重松清の小説で、いじめ自死の同級生たちが背負ったトラウマが20年後に爆発して…というストーリー。主演を務めている小出はこの作品の中で、当時31歳だったにも関わらず、中学生役に挑戦。10代の男子中学生に混じって詰襟を着た小出が、ホースを持ってじゃれあうオープニングシーンは強烈の一言でした」(前出・映画ライター)
作品自体は、いじめが被害者のみならず様々な当事者にとってまさにトラウマになるという社会派映画だったが、小出の不祥事があって以降、取り上げられる機会も激減。今では知る人ぞ知る佳作となっている。
「ただ不思議なことにこの作品を見ていると、小出と中学生が一緒にいるのが違和感がなくなってくる。彼の潜在的な演技派の一面が垣間見えます」(前出・映画ライター)
ぜひ、再起をはかる小出にもニューヨークでのオーディションに持参してもらいたい。