青山学院大学受験をブチあげたお笑い芸人の田村淳が、苦手な英語を克服するためフィリピンに短期留学している。10月20日には「英語が大嫌いだったのが大好きになりました」とツイートしており、本人なりに効果を実感しているようだ。だがこの短期留学が本気モードの受験生たちから怒りを買っているというのだ。大学受験に詳しいライターが指摘する。
「大学受験を目的に留学するのは、勉強方法として完全に間違っています。そもそも大学の入学試験は高校での履修度を測るもので、旅行や生活で役に立つ実践会話とは質的にまったく異なるもの。留学では受験に必要な長文読解力はほとんど身につきません。もしフィリピン留学で英語力が劇的に向上するのであれば、受験科目が『英語と小論文』といった学部・学科を目指す受験生はこぞって留学しているはず。それゆえ田村に対しては『大学受験を甘く見ていて腹が立つ』という受験生からの怨嗟の声が集まっている状況です」
もしかしたら田村には、英語に対する苦手な気持ちを払拭するという狙いがあるのかもしれない。しかしそんな気持ちを抱いている時点で、青山学院大を受験するのが無謀なのは明らかだ。
「今回の受験がハナから無謀なのはわかり切っていること。いまだに本当に願書を提出するかどうかも不明ですし、しょせんは受験をダシにしたネタ作りでしょうね。田村としては『大学受験をした』というアリバイを作ることが最大の目的ではないでしょうか」(前出・ライター)
英語の次は日本史の勉強をするために、寺籠りでもするのだろうか。ともあれ世の受験生たちが田村の“茶番劇”に気を取られないことを祈るばかりだ。
(金田麻有)