8月31日放送の「透明なゆりかご」(NHK)第7話で見せた酒井若菜演じるヒロイン、アオイの母・青田史香に称賛の声があがっている。
この日の放送では、幼い頃から突発的な行動をとってしまったり、集中しすぎると周囲が見えなくなってしまったりする娘のアオイ(清原果耶)が、ヤカンを焦がしてしまったことから、母娘はギクシャクした関係に。そんな時にアオイは小学校時代の友人と再会。アオイは母・史香から怒られてばかりだった幼少期を思い出す。アオイが他の子と同じ行動が取れないのは、自分の育て方に問題があると思い込んでいた史香は、とにかくアオイを厳しくしつけ、時には「お母さんを困らせておもしろがってるの!?」「おとなしく座ることもできないの!?」などと叱責し、アオイを傷つけたことも。さらに大きくなったアオイを医師は“注意欠陥・多動性障害”と診断。「アオイさんが精神的におかしいとか、お母さんの育て方が悪いとか、そういうことではないんです」と告げられると、史香は「はぁ…」とつぶやき、安堵や解放感を感じさせる表情を見せた。
「ネット上ではこの時の表情が『酒井さんリアル』『自分を責め続けていたことがよくわかった』などと絶賛されているのです」(芸能ライター)
酒井は1995年に豊かなバストを武器にグラビアアイドルとしてデビュー。2002年1月期放送のドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS系)、2004年10月公開の映画「恋の門」で好演した特異なキャラクターが受けて女優として大ブレイク。ところがこの映画の監督だった“劇団・大人計画”主宰の松尾スズキとの不貞疑惑が発生。2005年6月にはゴールデンタイムの連ドラ初主演を蹴ってまで松尾主催の舞台に出ることを選択した。ところが酒井は舞台の初日18日前に急性胃腸炎という理由で急きょ降板。実はこの時、2人が破局したのではないかと噂されている。
8年後の2013年12月に酒井は自身のツイッターに「本番直前での降板、本当に申し訳ありませんでした」「罰は受けたつもりです。最初の数年は地獄のような日々でした」と投稿。事実上の“干され状態”に対する「罰を受けた」という言葉から、世間は「やっぱり酒井は不貞をしていた」と言われるようになっていった。
「酒井は8月30日にも『グッド・ドクター』(フジテレビ系)で大病を患う次男と健康な長男を持つ母親を好演していましたが、干されていた頃には酒井が母親役を演じる日が来るなんて考えられませんでしたね」(前出・芸能ライター)
リウマチを患っていると明かしている酒井。決して無理はせず、素晴らしい演技を見せ続けてほしいものだ。