元モーニング娘。の吉澤ひとみが9月6日、酒気帯び運転とひき逃げの容疑で逮捕され、ファンの間に動揺が広がっている。吉澤の呼気からは酒気帯び運転と判定される基準値の約4倍ものアルコールが検出され、もはや言い逃れは不可能。芸能界への復帰は絶望的と見られており、涙にくれている“よっすぃー”ファンも少なくないようだ。
だがそんな悲惨な事件にもかかわらず、モー娘ファンの一部には「あの時よりはマシ」との感想を漏らす者もいるという。はたして吉澤の一件よりもファンに大きなショックを与えた出来事とは何なのか。アイドル誌のライターが声を潜める。
「2004年に卒業した1期生の飯田圭織が07年に開催したバスツアーは、アイドル史上で最も悲惨な現場になったと言われています。『大人の七夕祭り』と呼ばれるこのツアーはまさに七夕に開催されましたが、その前日に何と飯田の“デキ婚”が報じられたのです。その悲報をバス車内で伝えた添乗員は『七夕は一年に一度、織姫さまと彦星が出会える日』とアナウンス。おそらく飯田を織姫、ファンを彦星になぞらえたのでしょうが、ファンにとっては強烈すぎる皮肉にしか聞こえませんでした」
楽しいはずのバスツアーが一転して、雰囲気は最悪に。しかし車内では気丈にも「カオリン、おめでとう」と口にするファンもいたという。だが飯田の結婚を祝福するファンの目からは、なぜか「汗」がダダ漏れしていたというのだ。
「しかもバス車内では短冊が配られ、願い事を書いてくださいとのこと。まかり間違っても『飯田圭織さんと結婚できますように』とは書けませんから、半ば義務的に『お幸せに!』と書いていたそうです。イベントの最後にはファンが乗るバスを飯田が駐車場でお見送り。会場を出たバスが完全に見えなくなるまで、飯田は手を振り続けていましたが、だんだんと小さくなっていく飯田の姿にファンは『手が届かないところに行ってしまった』と実感し、またもや目から汗が流れ出たのでした」(前出・アイドル誌ライター)
すべてを捧げたアイドルが逮捕されるのも辛ければ、結婚するのもまた辛いもの。いずれにせよファンというのは厳しい生き方を余儀なくされるようだ。
(金田麻有)