元モー娘。OGの1人でもある吉澤ひとみ容疑者の飲酒運転ひき逃げ事故は、偶然撮影されていたドライブレコーダー映像の発掘により、さらに悪質性が印象づけられた。同容疑者を含めて元モー娘。の世間の印象は地に堕ちかけている。
「そもそも彼女の所属事務所であるジェイピィールームは、モー娘。OGを多く抱えるアップフロントグループの傘下にあります。このグループは言うまでもなく、モー娘。が支えてきた会社。彼女たちのヒットによって会社は不動産投資を推し進め、所得利益のうちの少なくない割合を不動産事業が占めると言われています」(芸能ライター)
吉澤容疑者の一件から垣間見えるのは、モー娘。OGたちの「自分たちが会社を大きくした」という自負と同時に一部メンバーからは感じられたという「おごり」だった、とさる業界関係者は、こう証言する。
「この会社はマネージャーのタレントへの“管理”がゆるいと言われています。良い意味で言えば自主性を重んじる主義、悪く言えば野放し。会社の稼ぎ頭だった矢口真里が不貞を働いてしまったのは“自己責任”と言われますが、そこまで会社にとって大事なタレントであれば、日ごろの素行調査もするべきだったと思います。そして今度は吉澤容疑者です。事故を起こしたのは朝7時。仕事現場に朝7時に着いていなければならないところを、まだ道を走っていたわけです。どれだけタレントを甘やかしてきたかがわかります」
この関係者によれば、もちろん、モー娘。OGやハロプロの一員の中には藤本美貴や里田まいといったように、誰からも愛されるタレントもいるが、そうではないタレントもいるという。
「飯田圭織ですね。彼女は取材インタビュー中も、意図が伝わりにくい質問があるといきなり『どういう意味なんですか?それ、私が答える必要あります?』などといきなり、突っかかってキレてくる。ところが、同席しているはずのチーフマネージャーや下のマネージャーは黙っているばかり。もはやマネージメントが崩壊していたんです。モー娘。現役時代も性格がキツく、後から加入した辻希美や加護亜依などは恐れていたそうです」(前出・業界関係者)
飯田と言えば卒業後の2007年に行った、彼女と行けるバスツアーで1人1万9000円という高額な料金をファンに支払わせておきながら、メインの食事はバーベキュー用のソーセージ1本と肉1枚。8人テーブルに1.5リットルの烏龍茶一本、デザートはバナナ切り落としとも関係者に明かされた貧相なメニューを出し、参加者からブーイングを浴びた過去を持つ。しかも開催前日に、元バンドマンとできちゃった結婚が報じられ、さらにファンをドン底に突き落とした。
「一連の言動は、ファンを軽く見ていると言わざるを得ませんでしたね。それでも、元モー娘。OGは、今でも特に手間暇かけずとも、ブログを投稿し続けていれば、“モー娘。の幻想”に魅入られたままのかつてのファンが、どんどん閲覧してアクセス数を稼げていた。元モー娘。の威光はそれほど絶大だったんです」(芸能ライター)
だが、吉澤容疑者の一件で、飯田だけでなく、元モー娘。タレントの起用についても自粛の動きが強まることは必至だろう。
(魚住新司)