キー局を辞してフリーランスに転身。さらには政治家やブロガーとしても活動した元アナウンサーが、今度は経営者へと華麗なジョブチェンジを果たしたのか。元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が「がん検査業者」の社長になったのでは?と、ネット上で話題になっているという。
その業者は外国人観光客向けに手軽ながん検査を提供することを目的に、8月25日に設立されたばかりの新しい会社。公式サイトの会社概要には「役員:取締役 長谷川豊(代表)」と記載されている。とはいえ同姓同名の可能性も十分あり得るが、ネット民の入念な調査により、どうやら長谷川氏本人であることは確実だというのだ。週刊誌記者が指摘する。
「最も確実な傍証は彼自身の口からもたらされています。昨年9月15日にネット番組『激論!長谷川豊の本気論、本音論TV』にて長谷川氏は、『がんにまつわる大変な動きがそんな遠くない未来にあります』と力説。さらに続けて『そこの社長さんにふぐ料理に連れて行ってもらって、そこと顧問契約させてもらって』と語っていました。ここで言う『そこの社長さん』が外国人旅行者向けのサービスを提供する関連会社を設立し、その代表に長谷川氏が収まったと考えれば辻褄が合うのです」
一方で、同がん検査業者の公式サイトには、長谷川氏らしい“文章のクセ”が多数見られるという指摘もあるようだ。週刊誌の記者が続ける。
「長谷川氏は多弁な人ですが、そのぶん、文章の詰めが甘いのかブログでもなにかと誤記が目立ちます。この公式サイトでも“ガンドッグ”という単語が何回も出てくるのですが、正しい表記は“ドック”(DOCK)であり、ネット民からは『それじゃ犬(DOG)だろう!?』とのツッコミが寄せられています。また平仮名の“がん”とカタカナの“ガン”が入り混じっているのも、がん専門の業者としてはいただけないところ。医療分野では平仮名の“がん”に統一されていますからね」
そして最大のツッコミポイントは「代表挨拶」のページに記載されている、英語の誤りだという。
「問題のページには『Prevent Tour(健康を予防する旅行)を』と記載されており、ネット民から『健康を予防しちゃダメだろう!』と至極もっともな指摘が殺到しています。ただ長谷川氏は2010年9月から2年弱にわたってフジテレビのニューヨーク支局に駐在しており、この程度の英語を間違うとは考えづらい。これはむしろ英語というより文字校正の問題であり、ブログでもちゃんと推敲したのかが怪しい文章を連発している長谷川氏ならではとの見方が大勢のようです」(前出・週刊誌記者)
安価で手軽ながん検査の提供という理念はともかく、まずは公式サイトに散見される数々の誤りを正したほうがいいかもしれない。
(金田麻有)