9月16日に引退した歌手の安室奈美恵の今後の動向が注目されている。
安室は、9月15日、故郷である沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行われた音楽イベントでラストライブを行い、ファンへの感謝を伝えて芸能界を引退した。その最後のステージは全国紙でも紙面を割いて報じられるなど大きな話題となったが、芸能界を引退してもなお、歌姫を「公」に「擁立」しようとする勢力があるという。政界関係者が声を潜めて言う。
「安室といえば、8月8日に亡くなった沖縄県の翁長雄志知事の訃報を受け、自身のホームページでコメントを発表しました。翁長知事とは『沖縄県民栄誉賞』を授与されるなど親交を深めてきたことも要因の一つですが、生前の翁長知事を水面下でサポートしていた“反自民党”色の強い大物政治家が、安室さんに政界転身を勧めるべく、密かに安室さんサイドに接触を試みようという動きを見せているんです」
今回、引退前のラストライブのステージとして沖縄を選ぶなど、かねてから郷土愛が強く、多くのファンを抱えている安室は、たとえ歌手活動を引退しても、沖縄の政界にとっては大いに魅力的な存在なのだろう。
希代の歌姫は引退後も日本の政治にも影響を与えうる存在として、その動向に大きな注目が集まりそうである。
(しおさわ かつつね)