テレビ業界でも“YouTuber”の存在感が高まっている。
9月2日にフジテレビ系で放送された「逃走中~上野アメ横妖怪伝説~」では、YouTuberの草分け的存在であるヒカキンがテレビタレントにまざって参戦。
これまでも同局の「めざましテレビ」でYouTuberとのタイアップが行われるなど、着実にネットの人気者がテレビの視聴者層に馴染んできているのが現状だ。
そんな中、現在、テレビ業界からYouTuberデビューを本気で目指しているのが、6年前に生活保護の「不正受給問題」で謝罪会見を行ったキングコングの梶原雄太。これまでもカンニング竹山、波田陽区、ねづっちなど著名なタレントがYouTubeにチャレンジしたものの、いずれも再生回数が伸びずあえなく撃沈しているが、ネット関係者によると「今回の梶原はまったく様子が違うんですよ」とのことなのである。
「これまでタレントがYouTubeへの参入を試みる場合、“テレビのノリ”をネットに持ち込んでいる印象が強かったんですが、梶原は“ネットの流儀”に従って正真正銘のYouTuberになろうとしているんです」
現在、YouTubeで梶原の本気度が伝わる動画があるという。ネット関係者が続ける。
「ヒカルという人気YouTuberがいるのですが、梶原はわざわざそのヒカルに会いに出向き、延々とイジられる動画を撮ってもらっているんです。不正受給についても辛辣にイジられていて、普通の芸人だったらプライドが許さないような内容ですが、確かにヒカルとの掛け合いはおもしろい。この動画は160万再生を記録し、コメント欄で梶原は『さすがプロの話術』と大絶賛されている。彼は10月1日に正式にYouTuberとしてデビューするそうなのですが、YouTube界隈の期待は高く『爆売れする可能性も大いにありうる』と評判なんですよ」
梶原の“新たな挑戦”に注目したい。
(白川健一)