お笑いタレントの渡辺直美が10月2日、青森県のりんご対策協議会と吉本興業がタイアップする「毎日たべよう! 青森りんごお披露目イベント2018」に登場し、今後は“デブキャラ”から“筋肉キャラ”へ転身する意向を示した。
赤いりんごをイメージした大きなリボンやフリルが装飾された“青森りんごアイドル”になりきった渡辺は、人生でマックス数値だという自身の107kgのボディーについて、「デブキャラの人が急に痩せたら気にされちゃうかなぁと思うんですが、私も30歳を超えましたので徐々に…。お相撲さんのように、太っているけど筋肉みたいな感じでいけたら」と話し、ありあまった脂肪を筋肉へ変えていきたいとの希望を明かすも、「これはダイエット宣言ではないです。モデルさんみたいに痩せるというよりかは、全部を筋肉に変えたいなと思ってます」とし、シンプルな減量とは異なる独自の目標を掲げた。
「渡辺本人は100kgを超えると私生活にも支障をきたすため、ベストな体重はかねてより『85~90kg』だと公言していますが、その数字も一般的な平均体重からは大幅にオーバーするものであり、ネット上でも心配の声が寄せられています。通常、ぽっちゃり気味なタレントに対しては“そのままでいて!”や“痩せない方が魅力的だよ”といった声が多く寄せられますが、渡辺の場合は現在107kgという大台を超えた数値であることから、『この方は痩せたほうが良いと思います。健康はとっても大事』『健康に支障がない程度に痩せてください』との反応があります」(テレビ誌ライター)
しかし、渡辺直美には本格的なダイエットに踏み切ることのできない事情があるという。
「現在の渡辺直美フィーバーを支えているのは、そのふくよかな体型と、そこに希望を見出す大勢のファンによるインスタグラムでのフォローです。“太っていてもこんなにオシャレできる”といった前向きなメッセージを体現し続ける渡辺には熱烈で“ふくよかな支持者”が多く存在し、突然ガリガリになってしまえば裏切り者というレッテルを貼られかねません。脂肪を筋肉に変えたいという曖昧な目標や、即座に“ダイエット宣言ではありません”と釘を刺した背景には、太っていることで得られている支持者からの声への気遣いがあるのかもしれませんね」(前出・テレビ誌ライター)
仮に痩せてしまった渡辺直美から大勢のフォロワーが離れた場合、インフルエンサーとしてのキャッチコピーを掲げることはできなくなり、タレント活動における死活問題へと発展してしまうこともあり得る。本人がベストと語る「85~90kg」の体重とは、“ファンから叱られない範囲内”の理想の体重ということだろうか?
(木村慎吾)