10月1日、「オールナイトニッポンPremium」(ニッポン放送)がスタートした。プロ野球のオフシーズン(10月~2019年3月)の期間限定放送で、日替わりパーソナリティーをココリコ、中川家、オリエンタルラジオ・中田敦彦、よゐこ、Kis-My-Ft2らが務める。
2006年4~2009年3月までコンビで「オールナイトニッポン2部」を担当した中田は、今回はピンで受け持っている。「まったく新しい武勇伝を作るために、パーフェクトなラジオをお届けします」と抜擢時にコメントを発表した中田。初回(10月3日)放送回では、「はがきもメールもいらない、#中田敦彦ANNP をつけて3行以上のツイートを!」と事前告知したおかげで、〈#中田敦彦ANNP〉はその日のトレンド6位まで上昇したという。
で、中田の話した内容はというと、一般のリスナー向けというより、かなり同業者への個人「口撃」が占めていた。
「最近、ファッションブランドを立ち上げたこと、『幸福洗脳』と胸に書かれたTシャツを1万円で販売していること、今はネタもコントもやっていないことなど近況を紹介した後は、悪口に終始。『ヒルナンデス!』を見ていて眠くなっただの、賞レースに参加し続ける芸人を批判。ネタもコントもやらない芸人、ビートたけしの映画監督業を否定しないのは、偉いからだとぶった切り、『オールナイトニッポン』出演中のナインティナイン・岡村隆史に卒業を迫るなど言いたい放題だった」(芸能ライター)
中田はこれまでにも松本人志に噛みついた過去がある。今回は岡村を血祭りにあげた形だ。「岡村さん、そろそろどいてくんないですか?っていう。勘弁してくださいよ。矢部さんがどいたんだから、もう岡村さんもどいてほしいんだけどな」とまくし立て、「岡村さんから中田の流れって、スムーズに行けそうな気がするから」と後釜を虎視眈々と狙っていることまで明かしてみせた。
「中田は米大統領の任期まで持ち出して長寿番組の是非を問い、先輩芸人に直球で降板勧告をやってのけた。芸風とはいえ、身の程知らずにも程がある、という気にもなってしまいますよ。相方の藤森慎吾が出演しなかったのは、中田の口撃は誰にも止められず、降りかかる火の粉を受け止める気ゼロということなのかも…」(スポーツ紙記者)
あるいは、中田はもう、先輩芸人にも煙たがられて破れかぶれになっているのか。ともあれ、そんな“悪口三昧”の中田発言、第一回は完全にスルーされた。10日放送の2回目はどうなる?
(塩勢知央)