タレントの東野幸治がMCを務める5月3日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。5月10日放送回より同番組が通常放送に戻ることを報告している。
コロナ禍の影響で、4月から4週連続で過去の傑作選を放送していた同番組。裏番組である「サンデー・ジャポン」(TBS系)が出演者が離れて座るなどして通常放送を続けていた中での休止状態には、一部のファンからも不満の声があがっていた。
それだけに同番組のコメンテーター・松本人志が10日放送回で、どのニュースを取り上げるのか、中でも同じ吉本興業に身を置く後輩のお笑いタレント・ナインティナインの岡村隆史の「失言」について何を語るかは多くの視聴者が注目しているはずだ。
岡村は4月23日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組内で、コロナ禍によって経済的困窮に陥った“なかなかの可愛い人“が夜の店の嬢として短期間働かざるを得ない状況になるだろうと推察。そうした展開を「おもしろいこと」とも表現、まるで生活苦に直面する女性による“夜のデビュー“を待ちわびるかような発言をして大炎上していた。すでに同番組で2回相方の矢部浩之も登場して謝罪した形にはなっているが…。
「様々な意味で松本のコメントに熱視線が注がれるであろう理由の一つとしては、当の松本自身もかつてのラジオ番組『放送室』(09年に放送終了)の中で、女性蔑視とも解釈される発言を繰り返していたという点でしょう。もちろん令和の時代とは事情が異なりますが、『女の30歳は男でいえば50~60歳くらい』や『女性は若いほうが良いに決まってる』男の女遊びについては『“しゃーない“で済む』が、女のそれについては『意味合いが全く違う』などといった意味の発言を残してきました。ラジオのようなクローズドな環境下における“過激発言“の過ちについては決して他人事ではないはず。岡村を徹底的に糾弾するのか、もしくは“気持ちはわかるが…“と多少の理解を示すのかは大きな関心がありますね」(テレビ誌ライター)
とはいえ、今回の岡村の発言には少しでも擁護の姿勢を見せてしまえば、途端にみずからにも世間からの怒りの炎が飛び火する危険性もある。どんなスタンスを取るにせよ、コメントには細心の注意が求められることになりそうだ。
(木村慎吾)