動画クリエイターでユーチューバーのHIKAKIN(ヒカキン)が10月8日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)にゲスト出演し、多忙を極める日々のタイムスケジュールなどを明かしている。
運営するすべてのYouTubeチャンネルを合算した登録者数は1000万人を優に超える国内屈指のユーチューバーとして名を馳せるヒカキンは、“小学生のなりたい職業”で常に「ユーチューバー」を上位に君臨させた張本人でもあり、近年のYouTubeブームにも大きく貢献。一部の親世代からは小学生がヒカキンを崇拝し、「好きなことで生きていく」とのスローガンを目指すことへの懸念や嘲笑なども散見されていたが、ヒカキンが明かしたユーチューバーの実状は周囲の想像を超えるほどに過酷なものだった。
「“ユーチューバーとして生きていく”と言うと、あたかもラクをしてお金を稼ぎたいといったような悪しきイメージで語られることもありますが、日本のYouTube界のトップに立つヒカキンが1日たりとも休日をもうけずに年間で800本以上の動画を編集・アップしていた過去などが語られ、ネタの考案から撮影、編集、アップロードといった作業を1人でこなしていたことも明かされました。一般のサラリーマンなら、1年間で休日ゼロという“超ブラック”な境遇は起こり得ない事態ですが、そこは“好きなことで生きている”からこそ乗り越えられるといったところでしょうか。小学生がこういった実態を目の当たりにしてもなお、“ヒカキンのようになりたい”“ユーチューバーを目指したい”と言い続けられるかは未知数ですが、今回のヒカキンのトークによって、世間からの“ユーチューバー像”が変わるかもしれません」(テレビ誌ライター)
もちろんヒカキンのようなYouTubeにおける一部の成功者は、過酷な労働環境を解消するほどの天文学的な金額を稼いでおり、天井知らずの成長が見込めることもまた事実。小学生に大きな夢を抱かせてきたユーチューバーだが、今後はその夢を叶えるために必要な心意気や覚悟の大きさを示していく必要があるのかもしれない。
(木村慎吾)