10月16日発売の「フラッシュ」が、堺雅人主演の「半沢直樹」や阿部寛主演の「下町ロケット」などを手がけるTBSドラマチームの、次回作に関する情報を掲載した。TBSは来年の7月から、日曜劇場でスポーツを題材にしたドラマを放送するという。
「記事によると、出演者はまだ決まっていないものの、今回も原作は池井戸潤氏が執筆し、ラグビーをテーマにしたドラマを制作することが決定したそうです。どうやらこれまでドラマの監督を務めてきた福澤克雄氏は学生時代、ラグビー部に所属しており、U-23日本代表に選ばれるほどの実力者だったとのこと。そのため、ラグビードラマの放送は監督の悲願だったようです」(テレビ誌記者)
また、来年の9月には、ラグビーのW杯が開催されるということで、タイミング的にもTBSは制作をOKしたのかもしれない。しかし大ヒットした池井戸ドラマとは、テーマの毛色が違うため、不安の声もあがっている。
「日曜劇場はこれまで、『半沢直樹』のような経済ドラマや、『下町ロケット』『陸王』などの製品開発に奮闘する企業を描いた作品がヒットしてきました。しかしそんな池井戸作品の中で、唯一視聴率が伸び悩んだのが、14年に放送された『ルーズヴェルト・ゲーム』です。このドラマは企業パートはあったものの、ドラマの中心は野球だったことで、賛否の声が飛び交いました。そのため、新作でもラグビーをメインに描いた場合、これまで同じ枠の番組を見ていたドラマファンが再び離れてしまう可能性があります」(前出・テレビ誌記者)
いまやTBSドラマの顔となった池井戸ドラマ。今度こそスポーツを題材に、大ヒットを飛ばすことができるだろうか。