芸能

長谷川豊、「野党議員の国語力をヤユ」も間違っているのは自分のほうだった?

 元フジテレビの長谷川豊がブログにて、TBSの報道と立憲民主党・長妻昭代表代行の発言に対して異を唱えている。長谷川が取り上げたのは、麻生財務相が10月23日に述べた医療費を巡る発言を野党側が非難し、それをTBSが報じたニュース。これを「噴飯もの」と攻撃する長谷川は、TBSと長妻議員に対して「小4から国語を習い直した方がいいと思います」と言い放ったのである。

 長谷川は《主語と述語》は小学4年生で習うと指摘し、長妻議員に対しては「文章すら読めないのであれば、ちゃんと自らの能力不足を認めて議員辞職すべき」と喝破。その上で「小学校からやり直すべきです」と進言したのだが、これらの主張に対して週刊誌記者が首をひねる。

「学習指導要領によると《主語と述語》を習うのは小学1~2年生であり、長谷川は話の前提からすでに間違っています。小学3~4年生では主語と述語を前提に修飾語などを学ぶもの。長谷川の長女が今、小学4年生で、自宅にある教科書に《主語と述語》についての記載があるので、ろくに調べもせずに『小学4年生で習います』と書いてしまったのでしょう。それに加えて長谷川は、自分から主語を話題に出したにも関わらず、主語が何かすら理解していないことを露呈しているのです」

 長谷川はTBSのニュースで紹介された麻生大臣の発言を取り上げ、麻生大臣が語った「自分で飲み倒して運動も全然しないで、糖尿病も全然無視して、なんとかかんとかになったっていう人の医療費」という一節が主語に当たると説明。一方で述語が何かについては説明していないのも謎だが、そもそもこの説明自体が間違っているという。

「そもそも日本語の文章が必ずしも主語を必要としないのは常識ですし、こんなに長い《主語》はありませんよ(苦笑)。その上で長谷川が主語としてあげているのは、実際には目的語に当たる文節です。主張の内容はともかくとして、他人を攻撃するための論拠がことごとく間違っているのですから、何より疑問視されるべくは彼の日本語力でしょうね」(前出・週刊誌記者)

 その長谷川はかつて、国民主権について「民主主義国家は国民に主な権利が存在します」と説明し、《主権》を《主な権利》に翻案するというコペルニクス的な論法も披露。その論調に従えば、麻生氏の発言を自由自在に翻案するのもお手の物なのかもしれない。

(金田麻有)

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