立教大学の放送研究会が11月4日、公式ツイッターアカウントを更新し、女優の橋本環奈が出演する予定だった「池袋キャンパス学園祭 セントポールズ・フェスティバル」におけるトークイベントの直前の中止を謝罪した。
学生らが組織する委員会の主導で開催される立教大学の学園祭にて、放送研究会は3日に橋本環奈をスペシャルゲストとして招き、屋外特設ステージでトークショーを開催する予定だったが、当日のイベント開始時間を過ぎた頃に「屋外特設ステージ中止のお詫び」との知らせをツイートし、最終的に橋本環奈を招いたイベントが開催されることはなかった。
直前のイベント中止となった理由として、放送研究会は“安全にご覧いただけない状況が発生した”ことを挙げ、無料で橋本環奈を見られるとの情報を聞きつけた大量のファンが押し寄せたことで現場がパニックに陥り、結果として数人のケガ人が出ると、駆け付けた警察の指導を仰ぐ事態に発展。人気タレントの橋本環奈を無料イベントのゲストに招いたことで、大学側の収容キャパシティを大幅に上回る人が殺到することとなったが、世間からは運営側の不手際や準備不足、計画性の無さなどが批判の対象となった。
こうした事態を受け、放送研究会側は改めてツイッター上で【お詫びとご報告】と題し、「昨日の学園祭企画に際し多くの方々にご迷惑をお掛けしましたこと、ならびに負傷された皆様に、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。5日のイベントではモデルのトリンドル玲奈をゲストに迎えることも別の投稿で告知し、入場料は無料だが、“整理券の配布”や“入場制限あり”との注意書きが添えられ、騒動の再発防止に向けて対策を講じていることをうかがわせた。
「立教大学に限らず、各私立大学はそれぞれ著名なタレントやお笑い芸人などを呼び寄せ、イベントを盛り上げようとしますが、ほとんどは有料のチケット制となっており、今回のように“その場に行けば無料で誰でも橋本環奈に会える”といったようなイベントを学園祭で催す場合は、それなりの誘導スペースと係のスタッフ、そして入念な準備が求められるでしょう。ネット上には大量のファンや観客が橋本環奈を一目見ようと立教大学キャンパスに押しかける衝撃的な映像が出回っていますが、数人のケガ人だけで済んだのは不幸中の幸いと思えるほどに危険な状況です。橋本自身も学園祭イベントへの出演オファーは今回が初めてだと明かしており、イベント前日には自身のツイッター上で“ぜひ皆さんも遊びに来てください”と告知していましたが、どうやら橋本の予想をはるかに上回る人気ぶりと、しかも、無料観覧としてしまったことで、“遊びに来すぎてしまった”ようですね…」(テレビ誌ライター)
歌手の沢田研二は客の入りが芳しくなかったとの理由で自身のコンサートを突如キャンセルし騒動となったが、今回の橋本環奈のケースは、客が集まり過ぎることで中止せざるを得ない状況となってしまった。
やはり“1000年に1人のアイドル”は別格だったということだろうか?
(木村慎吾)