北川景子は夫・DAIGOの個人名すら手帳に書いていなかった!公開中の映画「スマホを落としただけなのに」で主演を務める北川が、「アカデミーナイトG」(TBS系)で、自己流の個人情報防衛法を明かしたのは10月31日放送回。スケジュールはスマホに入力せず、手帳に手書きしているという北川は、「手帳にも実名は書かない」と告白。自分の名前は書かず、DAIGOのことも「夫」とだけ書いているという。これなら手帳を落としてしまっても持ち主が北川だとバレることはなく、DAIGOの関係者と思われる恐れもないことだろう。
だが情報セキュリティが声高く叫ばれる現在、ふとしたことから個人情報が外部に漏れてしまう危険性は防ぎきれない。北川とは違い、情報漏れの被害に遭ってしまった芸能人について、芸能記者が語る。
「どうしても実名を名乗らないわけにいかないのが病院。東京・渋谷区の某歯科医院にはアイドルオタクがいて、患者にアイドルがいると個人情報を集めていたとか。また都内にある某大学病院には芸能人の患者も多いのですが、現在ほど情報セキュリティ意識が徹底していなかった20世紀には、アルバイトの学生が患者の登録情報を閲覧することができ、本名非公開だった某人気グループメンバーの名前が漏れていたこともあります。ただ病院関係者の場合、職業上で知りえた秘密を漏らすことは違法行為に当たるため、現在ではそこまでのリスクを冒すケースは少ないですね」
その一方で、文明の利器であるネットを通じて情報が漏洩してしまったケースもあるという。芸能記者が続ける。
「2010年には元モーニング娘。藤本美貴の公式ブログが不正アクセスされる事件がありました。これは大手芸能事務所の元契約社員が、ブログ運営事業者のスタッフから誤って送信された芸能人登録者リストの情報を悪用したもの。その契約社員は懲戒解雇されたうえで、警視庁に逮捕されています。また2016年には大手新聞社の社員が押切もえや元NMB48・渡辺美優紀らの電話番号やメールアドレスを入手し、パスワードを類推することに成功。同モデルが受発信した電子メールを勝手に見ていたとして、不正アクセス禁止法違反で逮捕されています。その犯人は警察の調べに対して『パスワードを突破することに喜びを感じ、ゲーム感覚でしてしまった』と供述しています」
今どきのスマホは紛失時にリモートでロックを掛けることができ、情報漏洩の恐れは少ない。だがIDとパスワードを盗まれた場合には、普段通りにスマホを使っている合間にも、メールなどを見られている恐れがある。芸能人に限らず、パスワードの管理は徹底したいものだ。
(金田麻有)