関ジャニ∞の大倉忠義が、強い調子で迷惑行為を糾弾だ。11月8日に有料携帯サイト「Johnny’s web」のブログを更新し、一部のファンによる迷惑行為について言及したもの。大倉によると一部のファンが暴走し、他の一般人への体当たりや大倉のカバンに勝手に物を入れるといった迷惑行為が行われているとか。時には友人と食事している際に、隣のテーブルにファンがいたこともあったという。
また、ブログでは大阪の番組収録に行くことが憂鬱だとも綴っており、その迷惑ファンが関西地区在住であることも示唆している。ジャニーズ所属のタレントがここまで具体的に被害を訴え出ることは異例だが、今回のブログはもはや不満の表明といった次元ではなく、暴走ファンに対する警告行為に当たるというのだ。芸能記者が指摘する。
「何より注目すべきは、大倉が『ストーカー行為ではないのか』と書いている点。つまり今後はジャニーズ事務所として、ストーカー規制法での告発がありえるという警告を発したも同然でしょう。これまでもジャニーズ側では一部ファンによる迷惑行為について注意を喚起しており、過激な行動は往来妨害罪や業務妨害罪、場合によっては暴行罪や傷害罪にもなると指摘していました。しかしアーティスト自身が暴行被害にでも遭わない限り、事務所側がファンを告発する可能性は低く、悪質ファンもタカを括っていたはずです。ところが今回『ストーカー行為』という具体的な罪名をあげたことで、今後は警察沙汰も辞さないという強硬姿勢を示したものと思われます」
しかしイメージ商売のアイドル業において、いくらファンの行為が悪質だからと言って、ストーカー行為を告発することができるものだろうか。
「男性芸能人が悪質ファンを告発した例は決して皆無ではありません。最近ではネット系著名人へのストーカー行為が増えており、昨年12月には国内トップ級の人気を誇るYouTuber“はじめしゃちょー”へのストーカー容疑で29歳の女が現行犯逮捕。またニコニコ動画で活躍する4人組音楽グループの浦島坂田船は11月8日、メンバーに対するストーカー行為を警察に告発した経緯を発表しています。ほかにもDAIGOの自宅に押し掛けた女が警察に連行されたり、福山雅治の自宅に忍び込んでいた元コンシェルジェの女が逮捕されたのも記憶に新しいところ。そんな例にいずれジャニーズ所属タレントの名前も連なるのかと思うと、やるせない気持ちになりますね」(前出・芸能記者)
悪質なストーカー犯は、警察から指導されたくらいではつきまとい行為をやめないという。今回の大倉のブログは、ジャニーズタレントの被害のごく一部を告白したに過ぎないのかもしれない。
(金田麻有)