11月8日発売の週刊文春により「世界の果てまでイッテQ!」のヤラセ疑惑が報じられたことを受け、同日に日本テレビは見解を発表した。
文春によれば、「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」の企画で取り上げたラオスでの“橋祭り”がでっち上げであるとしているが、日本テレビ側は「現地からの提案を受けて成立したもの」と否定。ただし、橋祭りが毎年行われているかのような取り上げ方については、「真摯に反省すべき点があったと考えている」とした。
「つまり“反省するが仕方がなかった”ということですが、疑惑が発覚した当初、日テレ内では番組の打ち切りの話まで出て大騒ぎでした。それを、これだけ短時間で“問題なし”と押し切る方向へ舵を切ったのは、視聴率三冠王からの陥落が大きく影響している」(芸能記者)
日テレは月間視聴率において、この5年近く全日(午前6時~午前0時)、プライム(午後7~11時)、ゴールデン(午後7~10時)の全てでトップを独走してきたが、10月、ついに「全日」の首位をテレビ朝日に明け渡してしまっていた。
「日テレとしては、三冠王復活のために『イッテQ』を絶対に外せない。特にMCの内村光良に対しては、さらなる新番組での協力を期待しており、ウンナンのコンビでの起用案も出ていました。しかし、今回の疑惑で内村が制作側に不信感を募らせているという話もあり、そうしたプランも白紙になる可能性が出てきている。とにかく火消しに躍起ですよ」(芸能プロ関係者)
疑惑は消せても波紋は広がりそうだ。